セイコーマートの基本指針、営業時間は16時間営業が原則
大手コンビニが人手不足や競争激化等のため、24時間営業という従来のビジネスモデルを転換した中、北海道を中心としているコンビニ「セイコーマート」は「セコマのコンビニエンスストア事業について」とするプレスリリースを発表しました。
そのセイコーマートが発表した「基本指針」を要約してみました。
☆24時間営業について
北海道を中心に1190店舗あるセイコーマートは、24時間営業している店舗は全体の22.8%となっており、営業時間も、周辺のお客のニーズや店舗毎の状況を踏まえて設定しています。
2018年からは半数以上の約670店舗で元旦休業を実施しており、今後も継続する予定です。
☆フランチャイズ契約の基本理念
セイコーマートは1971年に開店し、フランチャイズシステムを展開してきましたが経営する加盟店と本部の関係は「共存共栄」を基本とするものです。
☆加盟店のテリトリー権
店舗を中心に半径150m以内に原則出店しません。加盟店が一定のテリトリー権を有し経営できることはフランチャイズビジネスにおいての基本理念です。
☆柔軟な営業時間の設定
フランチャイズ契約における営業時間は、7時から23時の16時間営業を原則としてフレキシブルに設定できます。
☆元旦の休業
半数以上の店舗で実施している元旦休業は今後も継続します。「年中無休」にこだわらず、少しでも働く人たちの心豊かな生活につながる取り組みを推進しています。
☆見切り販売
消費期限切れが迫った商品や取扱廃止商品の見切り販売の価格設定は、フランチャイズ契約に定めるものではなく、加盟店個々の裁量で値下げ販売が行われています。廃棄ロス負担軽減のため推奨しています。
引用:「セコマのコンビニエンスストア事業について」を要約したものです
大手コンビニがからすると、驚くような内容や耳の痛い話だと思います。
でも、セイコーマートはこういったことをしながらコンビニ顧客満足度1位なのですからすばらしいですね。
引用:サービス産業生産性協議会HP
https://sapporokara.com/2018/06/28/secoma/
24時間営業はいつ頃から行われているのか
セブンイレブンの前身の「ヨークセブン」は1973年に創立されている様です。
高度経済成長の最後の時期、工業化社会へと突入し、大量生産、大量販売による空前の消費ブームを巻き起こしていた時代です。
最初はその名の通り午前7時から午後11時まで営業の店舗が多かったものの、1975年には24時間営業を開始し、全国に広がって行きました。
いまやいつでも営業している店舗はめずらしくないですね。
現在は人手不足や競争激化で注目されていますが、私がコンビニでアルバイトしていた約25年前も24時間営業は大変だなと思って見ていました。
コンビニの人員はほとんどアルバイトのため、誰かがお休みをとればそれをカバーする人材をあてないといけないからです。
オーナーの目は、いつでも充血していたことを思い出します。
24時間営業している店舗があると便利ではありますが、働く人のことを考えているセイコーマートの基本指針はすばらしいと思います。
今後24時間営業店舗は減少の一途
日本経済新聞等によると、セブンイレブンは全国の直営店10店舗で営業時間を午前7時~午後11時までに変更するとのこと実験を行う予定です。
売上高や収益・来客数などの変化を検証して、約2万店の約98%を占めるフランチャイズ加盟店で時短営業を導入するかを検討する予定です。
しかしコンビニオーナー等からは、午前6時台に客が多い店舗もあるのに「すべての店舗で7時から11時までにするのはおかしい」等という疑問もでてきているようです。
いずれにしても、今後は24時間営業のコンビニが減ってくると思います。
セイコーマートは地元に密着したコンビニで、他のコンビニが出店しないような場所にあることが多く、24時間営業じゃなくてもさほど大きな問題にはなりません。
田舎に行くと、近隣の方もセイコーマートの営業時間を把握していることが多いです。
首都圏には増えすぎてしまったコンビニですが、地方都市ではその場所にコンビニがあるだけで、ありがたみがありみんなから重宝されています。
都会にあるコンビニと田舎にあるコンビニでは、社会インフラとしての重要度が違うんですね。
セイコーマートは、そういう所を上手に使いフランチャイズしているのだと思います。
また地産地消に取り組んでおり、地元でとれた野菜や米を上手につかってたくさんの種類のお惣菜があるのも魅力です。
それが他のコンビニより安くて美味しいから、とても人気があります。
まとめ
セブンイレブンやローソンは、24時間営業の見直しやセルフレジの導入で負担を軽減していく予定です。
でも、本部の収益のために加盟店舗からのフランチャイズ契約料をもらうの本質は変わらない模様。
セコマの運営モデルには、大手コンビニ幹部も関心大とのことです。
今後は少子高齢化で個人消費が伸びることは考えにくく、人手の確保も難しいこともあり、コンビニ店舗はすでに飽和状態です。
成長期と同じ様に長時間営業に固執しても、もう意味はないのかもしれません。
北海道民としては、セイコーマートが絶賛されていてうれしい限りです^^
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