札幌パークホテルがヒルトンホテルへ
札幌パークホテルは、1964年開業の老舗ホテルです。
老朽化が進んでいるため、新しいホテルを建設予定です。
ホテル棟と同時期に、札幌市が力をいれはじめているMICE施設も建設予定。
このホテル部分を「ヒルトン」とフランチャイズ契約を結び、「ヒルトン札幌パークホテル」として2023年に開業することになりました。
札幌駅前や大通駅からは少し離れてはいますが徒歩圏内で、北海道ならではの自然や緑がたくさんあります。
その環境を生かしてメインホールの展示場のホワイエ空間から、藻岩山や中島公園の眺望を確保しているのが魅力のホテルです。
ヒルトンホテルとは
言わずと知れたヒルトンホテルは、世界最大級の米ホテルチェーンで113カ国で5千軒以上のホテルを手掛けている高級ホテルです。
日本では、東京、大阪、名古屋、沖縄にヒルトンインターナショナル直系のホテルがある他、提携企業によるヒルトンホテルが多数あります。
北海道内では、2008年12月ヒルトンホテルとしての営業終了した「小樽ヒルトン(マイカル系)」がありました。
また、ニセコに2008年にオープンした「ヒルトンニセコビレッジ」は、夏はゴルフ客、冬はスキー客にとても人気があるハイレベルのホテルです。
地域に根ざし、従来の運営ノウハウを維持しながら世界水準のサービスを取り入れることを得意としているヒルトン系列にすることで幅広い需要に応えていくものと思われます。
札幌市内にヒルトンホテルが完成すると、北海道で2軒目となります。
MICE施設とは
札幌市が力を入れ始めている「MICE」とは、会議や国際会議、見本市などの頭文字をとったものです。
札幌市が、MICE施設をなぜ建てたいかと言うと、会議等に出席された方が市内で消費する飲食・宿泊・交通・買い物等に経済効果が見込められることが大きいです。
ホテルとMICE施設を同じ建物内にすることにより、相乗効果をねらっていると思われます。
また、中島公園駅と直結することにより利便性も高まります。
まとめ
以前、「札幌にはミシュラン五つ星のホテルはありません」という様なことを書きましたが、ここにきてハイクラスなホテルの話がポツポツと出てきています。
「ヒルトン札幌パークホテル」の他は、大通公園延伸で再開発予定の大通東2丁目の再開発案にも「高級ホテル」という明記がありました。
札幌市にMICEを推進することにより国際会議等を誘致した時に、各国の要人等が宿泊する高級ホテルが必要になってくるものと思われます。
ヒルトン札幌パークホテルを建設後に、現ホテルの跡地にMICE施設を建設し、完成後に札幌市が取得する予定です。
2025年度開業を目指しています。