札幌-建物

アクサ新ビルに「インターコンチネンタルホテル」札幌初進出 高機能ビルとは

高性能ビル

中島公園にアクサ生命ビル2025年6月竣工予定

アクサ生命保険が、札幌の中島公園に高機能ビルを建設予定です。

旧ヤマハ跡地で建設するビルにはアクサ生命札幌本社が移転する他、インターコンチネンタルホテルズグループが展開する最上位ブランドのホテルが入ります。

札幌で初の外資系ラグジュアリーホテルが誕生します。

低層階の1階から3階は商業施設やレストラン・ラウンジ・フィットネスジム・インドアプール・市民等へのオープンスペース等が入る予定。

中層階の4階から8階はアクサ生命札幌本社のオフィススペース。

そして高層階9階から14階にインターコンチネンタルホテル、広さ42㎡のスタンダードから159㎡のスイートまで149室が入ります。

2025年6月に竣工予定。

アクサビル

高機能なクリーンビルをグリーン投資で建設

アクサグループは、札幌で数百億円規模のグリーン投資を行い高機能ビルを建設します。

グリーン投資とは、「環境問題に配慮した経済活動への投資のこと」です。

例えば、建設予定のビルは省エネを追求しており、排熱を有効活用して高性能エアコンやセンサーによる照明制御につなげ30%の省エネ効果が期待できるそうです。

また、太陽光発電や緊急用貯水槽、ヘリポートも備えています。

災害時にインフラが寸断されても最大で14日は事業を続けられるようなビルなんですって。

地上14階建てでもちろん免震構造です。

安心・安全・快適な環境で過ごせるよう地域強靭化し、BCP拠点として期待されています。

※BCP拠点→業務に支障をきたす緊急事態が発⽣した際に損害を最⼩限に抑えつつ業務を続⾏するための対応策

高性能ビル

アクサ&札幌市&北海道がタッグ

このプロジェクトは札幌中島公園の再開発への投資、『アクサ札幌中島公園プロジェクト』となっています。

北海道は「ゼロカーボン北海道」、札幌市は「環境首都SAPPORO」を掲げており、それぞれが脱炭素化や再生可能エネルギーへの移行を推進しています。

そこに、このアクサのグリーン投資を通じて3者がタッグを組む形となりました。

双方にとってプラスになると考えたんですね。一致更に札幌市は多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントである「MICE」を誘致したいと考えており、自然豊かな中島公園がふさわしいとも考えていました。

インターコンチネンタルホテル

新しくできる予定の「インターコンチネンタルホテル」は、「IHG ホテルズ&リゾーツ」のホテルとしては北海道内で5軒目となります。

「インターコンチネンタル」ブランドとしては北海道初で、国内で11軒目となります。

上質で心地よい「邸宅」をイメージしており、札幌の豊かな自然を感じられるようフルワイドの窓から中島公園や豊平川の眺望が楽しめるようになっています。

食事はショーキッチンがある開放的なダイニングとカウンター席がある割烹スタイルの和食レストランを予定しています。

外資系としては初のラグジュアリーホテルが札幌市に誕生します。

建物

まとめ

「札幌には世界の要人が泊まる様な高級ホテルがない」と言われてきました。

2019年にはパークホテルがヒルトンとの提携で「ヒルトン札幌パークホテル」となることが決まっていましたがコロナの影響で観光需要が落ち込み一度白紙になっています。

また、北1西5の再開発ビルにはハイアットホテルが入る予定でしたが、施工不良のため延期となってしまいました。

札幌市はMICEの誘致をしたいため高級ホテルを札幌市内にオープンさせたかった模様です。

このアクサの新ビルでやっと札幌にも高級ホテルができることになりそうです。