札幌-パン屋

高級食パンブーム失速はコロナの影響?!閉店・開店済札幌のパン屋さん

チョコ食パン

高級食パンブームはもう失速?!

コロナ前に始まった「高級食パンブーム」が少しずつ縮小してきています。

以前は「乃が美」を筆頭にメディア等にも多くあげられていましたが、たくさんの似たような高級食パン店が次々に増えて目新しさがなくなってきました。

店頭に長蛇の列ができるほどの高級食パンもありましたが、以前は飛ぶように売れていた食パンがまだ残っていたりと、売れ行きが鈍って飽和状態になっているお店もあります。

そもそもコロナ禍になったことにより家食の需要が高くなり、パンの消費も増えていったものと思われます。

ちょっと高いけれど手が届かない金額ではない高級食パンが、自宅だけではなくお土産としても特別なものとなりブームがどんどん高まっていったんですね。

これは札幌をはじめ首都圏も同じ状況のようです。

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札幌で閉店・開店した高級食パン店舗

札幌市内では、中央区円山にあった高級食パン専門店北海道1号の「乃が美はなれ札幌店」が2022年2月に閉店。

駐車場があったことで車で行き購入される方が多かった中で、駐車場がなくなり購入する方が減ってきたのではないかと察します。

また、数々の変わった名前の店名でオープンさせたベーカリープロデューサー岸本社長が手掛けた店舗も閉店したり統合したりと苦戦している模様。

岸本氏の手掛けた店舗数は、乃が美を抜いて業界トップです。

コロナ禍で高まった巣ごもり需要が背景にあり「ささやかな贅沢」が需要となって大きく成長しました。

それが食品を中心に物価高が止まらない中で「高級」という部分が逆風にさらされてしまったのかもしれません。

札幌で閉店したパン屋さん

中央区「ル・ミルトン食パン札幌円山店」2021年10月閉店

中央区「乃が美はなれ札幌店」2022年2月閉店

南区「ベーカリー・ワンカラット」2022年9月に閉店。

白石区「大吾ぱん屋 白石店」2022年9月閉店

豊平区「わがままなジュリエット」2022年10月末に閉店

小麦粉の輸入制限がかかってきた関係で閉店する店舗もありましたね。

そうはいっても2022年に入ってからオープンした店舗もたくさんあるんですよ。

以下、高級食パンではないところもあるのですが、札幌市内でオープンしたパンやさんです。

札幌で開店したパン屋さん

白石区「ねこねこ食パン札幌南郷通店」2022年1月オープン

東区「イッツ逸材」2022年3月オープン

北区「ラ・パン サツドラ屯田店」2022年3月オープン

手稲区「パティシエパン星置店」 2022年6月オープン

西区「手作りパン専門店HOKUO」 2022年6月オープン

中央区「Pasco夢パン工房 札幌アピア店」2022年6月オープン

清田区「札幌パン 美しが丘工房」2022年7月オープン

中央区「札幌大吾ぱん屋 大通店」2022年9月オープン

厚別区「ラ・パン ツルハ上野幌店」2022年10月オープン

南区「つるのぱんや」2022年11月オープン

手稲区「ペンギンベーカリー手稲前田店」2022年11月オープン

こうしてみると閉店しているお店より開店している店舗の方が多い感じがしますね。

高級食パンにこだわらず、「パン」じたいには需要はありますので、いわゆる菓子パンの需要も後押ししているように思えます。

https://sapporokara.com/2020/03/02/agepan-2/

他店舗と差別化しているパン屋

高級食パンが流行りだしてから色々なお店が出店しはじめましたが、やはり人気の食パンはありますよね。

しっとりもちもち、味等を総合してみて好みを探すのもたのしいですよ。

乃が美

高級食パンの北海道第一号となった「乃が美」は、やはり不動の人気店。

「日本のおいしい食パン名品10本」にも選ばれていますからね。

円山店は閉店してしまったもののアスティ店(販売所のみ)と豊平店はあり、百貨店の催事等にもよく出店しています。

オリジナルブレンドの小麦粉を使用していることで、とろけるようなやわらかな触感になります。

札幌市内でも高級食パンといえば「乃が美」という人が多いのではないでしょうか。

 

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嵜本 札幌南13条店

店内にはイートインスペースもありランチもテイクアウトもできます。

ベーシックの「極美ナチュラル食パン」や「極生北海道ミルクバター食パン」をはじめ、スイーツ食パンや季節の食パンも販売しており、他店舗とは一味違いいつ行っても違う食パンが楽しめるお店です。

クリスマス限定で絵スイートハニーショコラ食パン1000円が販売されていますよ。

また、12月1日から『天然酵母の極葡萄食パン』が新登場の予定。

写真:2019年11月撮影

ラ・パン札幌本店

都内や全国に店舗があるパンやさんです。

高級クリーミー生食パンで世界中から選び抜いた小麦粉を使用。

生地に乳製品とはちみつが混ぜ込まれています。

賞味期限が短めですが、S・M・Lとサイズがあることで一人でも食べきれるサイズがあります。

しっとりもちもち、耳まで美味しいがポイントです。

 

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純生食パン工房HARE/PAN 札幌店

HAREパンの食パンは卵不使用なので、たまごアレルギーがある方も食べられます。

日本料理に精通した料理人が丁寧に焼き上げているという、他店舗とはちょっと違った食パン。

全体的にふわっとした甘みを感じる触感です。

札幌店(南16西19)、福住店のほかにすすきの店が第一グリーンビル内にできました。

私はラスクも大好きでよく購入しますよ。

出来立て食パン

銀座に志かわ 札幌琴似店

銀座に志かわは全国展開しているお店ですが、水にこだわる高級食パンではちみつや生クリーム・バターの絶妙な甘さがポイントです。

独自のアルカリイオン水を使用しています。

生地がなめらかで高級感があります。

料亭のおもたせのような紙袋で高級感があるので、お土産に重宝しますよ。

銀座に志かわ食パン

まとめ

高級食パンブームは失速気味ですが、全盛期ほどではないけれど需要はあるのかなと思われます。

パン屋さんの店舗は増えていますし、他店舗と差別化するために素材や場所を変えており消費する側からするといいことが多い気がします。

食品を中心に物価高が止まらない昨今は、「高級食パン」にまで手が届かないかたも出始め、私自身も購入頻度は減りました。

お店の方も差別化するために一生懸命になっている気がします。

パン好きの私の勝手な見解ですが、閉店していく店舗はあるけれど、まだまだ美味しい他とは違う面白いパン屋さんが出店されていくんじゃないかなぁと思っています。

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