札幌駅前通りの再開発
2022年8月現在の札幌駅前通りの再開発を札幌駅から大通駅までご紹介しました。
次は大通駅からすすきの駅までの再開発進行中・予定ありの案件をみていきます。
道銀ビル・新大通ビル建て替え再開発
大通公園と札幌駅前通の交差点にあるビルで一番古いビルは「道銀ビル」です。
1964年竣工のビルで戦後の北海道経済に大きな役割を担ってきた銀行ビルになります。
隣の新大通ビルと一体再開発となるため、再開発予定地の敷地面積は1524坪(5029.89㎡)とかなりの広さになります。
地下鉄出口も4カ所もあるので、工事に入るときはもしかすると地下通路等も一時閉鎖になる可能性はありそうです。
新しく建設予定のビルは地下3階、地上34階建て高さは約185mということなので、現在の札幌駅前のJRタワー(173m)よりも高いことがわかります。
低層階にはアトリウムやテラス、中層階にはオフィス、上層階にはハイグレードホテル予定となっています。
引用:平和不動産
現在の道銀ビルが12階建てですから、3倍くらいの高さと考えると大通公園周辺ではそびえたつ感じになりますね。
2024年着工、2028年竣工予定です。
4プラ・ピヴォ跡地再開発
2022年1月に閉館した4プラは、未だ解体中です。
解体の囲いに「4」の文字が表れた時は、4プラらしい遊び心だなって思いましたよ。
4プラ解体中の囲いに「4」がありました!解体会社の配慮が素敵すぎる🥰 pic.twitter.com/k5Rb9yHLYt
— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) April 5, 2022
中の様子を知ることはできませんが、上層階の解体が終わっているようにみえます。
この「4」のおかげで現在も存在感がありますよ。
解体後の建物についてはまだ公表されていません。
「PIVOT」2023年5月末で営業終了予定
「4プラ」に続き「PIVOT(ピヴォ)」も営業終了、解体が決まっています。
営業終了日は2023年5月末となっており、その後解体となります。
1969年にできたビルなので老朽化で耐震の問題もあり建て替えとなります。
1993年にはオープン当初から入っていた旧ダイエーが撤退し、その後「PIVOT」と名前を替えてファッションビルとなりました。
現在はテナントが約50ありますが、閉店に向けて徐々に移転や撤退する店もでてきています。
タワーレコード札幌は、すでに閉店し2022年9月16日からパルコ本館7階で移転オープン予定です。
PIVOT解体後は、周辺のビルも解体して敷地面積を確保してから複合施設を建設予定。
大阪のオフィス・商業施設賃貸業の老舗ダイビルが主体のプロジェクトで、札幌は初ということなので注目しています。
大阪文化もはいっちゃったりするのかな?!
どのような建物になるか楽しみです。
モユクサッポロ 2023年春開業予定
狸小路と札幌駅前通りが交差する南2西3に建設中なのが複合施設「モユクサッポロ」。
モユクはアイヌ語でタヌキの意味なんですよ。
狸小路再開発中のビルに、モユクサッポロって文字がもうはいっていましたよ^ ^ pic.twitter.com/NpCGixnjMQ
— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) June 22, 2022
28階建ての建物ができる予定ですが、すでに見上げるほどなので街中でも注目度が高いです。
高さは111mになる予定なので、もう少し高くなる予定ですよ。
9階から28階にかけては分譲タワーマンション「ライオンズタワー札幌」で133戸です。
入居開始日は2023年5月10日となっています。
地下2階から地上7階は商業施設とオフィスですが、注目は都市型水族館ができることです。
商業施設の中に水族館という形はいままで札幌にはなかったのでどのように魅せてくれるのか楽しみです。
引用:ライオンズタワー札幌
地下街ポールタウンから直結しているため地下鉄大通駅、すすきの駅からもすぐです。
市電駅も1階の目の前にありとても便利になりそうですね。
水族館もしかりですが、7階には屋上庭園もあることから新たなデートスポットになりそうです。
2023年春頃オープン予定です。
ラフィラ跡地ビルは2023年秋竣工予定
そしてすすきの駅真ん前に建設予定の旧ラフィラ跡地には、地下2階地上18階建ての複合ビルができる予定です。
地下2階にイトーヨーカドー、1階にコスメやドラックストア、5階から7階にTOHOシネマズ、7階から18階には東急ホテルズとなっています。
新ビルは、すでにニッカ看板があるすすきのビルの高さを超えています。
イメージ図をみるとよくわかりますが、今後もどんどん高くなっていく予定です。
引用:札幌すすきの駅前複合開発計画
予定では地下1階にはマルシェ、3階にフードホール、4階は横丁スタイルの飲食店ができる模様。
まとめ
札幌駅前通りの再開発を2度に分けてお伝えしました。
オフィスビルと商業施設が別々だったものが一体化した複合ビルとなり、上層階がホテルというパターンが定着している感じがします。
札幌駅前通りなので、地下直結は当たり前の建物ばかりになります。
札幌市の公共機関と民間企業が連携して、景観や交通の利便性を考えて街をデザインしているところが素敵です。
今後も札幌の移り変わりを追っていきます。