札幌駅高架下・駅周辺店舗の閉店等
2030年度に新幹線札幌駅が延伸することで札幌駅周辺店舗の閉店、移転が相次ぐ予定です。
北海道民・札幌市民に広く知れ渡っているビックニュースといえば、商業施設のパセオが2022年9月閉店、札幌エスタが2023年夏頃に閉店というニュースでしょう。
テナントとして入っていた店舗も移転するところが増えてきています。
2022年6月現在の札幌駅高架下を歩いてみました。
サツエキブリッジ2022年6月30日閉店
JR札幌駅の西口改札を出て1階パセオを通り高架下に出ると見える「サツエキBirdge」が、2022年6月30日で閉店しました。
1階に九十九電機、サンマルクカフェ、2階にはTSUTAYAとダイソー他が入っていましたよ。
札幌駅を出てすぐの立地であることでいつもにぎわっている場所です。
1階に入っている九十九電機の「DEPOツクモ札幌駅前店」は、厚別区の「キャポ大谷地」へ移転し7月下旬にオープン予定。
すぐ近くにヨドバシカメラがあったものの自作PCやパソコンをカスタマイズする方にはとてもいい店舗だったと思います。
また、2階にあったTSUTAYAは、時代の流れもありレンタル業は縮小されぎみで本屋の実店舗がなくなっていく中で紀伊国屋の目の前で奮闘していました。
特に移転先は今のところ提示されていないようです。
函館や江別のような「蔦屋書店」は郊外に多くなってきていることから、街中には出店しにくくなっているのかもしれません。
大通店も2021年7月に閉店しています。
https://sapporokara.com/2021/06/30/tsutaya/
朝7時から夜23時まで営業していたサンマルクカフェも利用者が多かったのではないでしょうか。
サツエキブリッジは6月30日に閉店します。
パセオ 2022年9月末で閉店
札幌駅にある4つの商業施設のうちの1つ「パセオ」が2022年9月末をもって閉店します。
「歩こう。パセオ。Final Walk」と称してパセオがなくなってしまっても、時は歩みを止めない。顔を上げて前を向いて進みましょうというメッセージを送ってくれています。
札幌駅改札からでてパセオがないなんて・・・しばらくさみしいでしょうね。
開業から32年、札幌駅前にあった商業施設ですから思い出もあると思います。
また地下1階のテルミヌス広場では、32年のあゆみがわかるパネルや歴代のポスターが展示されていました。
個人的にはこのテルミヌス広場の彫刻をはじめ内装も好きな場所が多くありました。
フロアガイドで見てみると、黄色の部分がPASEOになります。
商業施設がかなり縮小されることになりますね。
エスタも閉店するとJR北海道は「年間約20億円の減収」が予想されている模様です。
それだけ新しい商業施設に期待が大きいということですよね。
パセオは2022年9月末に閉店しました。
ビックカメラは東急へ移転
2023年夏頃に札幌エスタの閉店がわかりテナントである「ビックカメラ」が東急への移転を決めたようです。
ただ札幌東急の建物も老朽化が進んでいるはずなので、数年後にまた移転ということになるはずです。
東急(北4西2)のとなりの街区北4西3には、仮称)ヨドバシタワーができることになっており、ビックカメラとしてはここ数年でまた移動しなければ競合が目の前という状況になってしまいます。
東口側高架下店舗も閉店
エスタ東側、目の前の青空駐車場・駐輪場部分が要である新しいタワービルができる場所です。
西口側に比べると東口側は店舗も少なかったですが、早い段階で店舗が閉店しているようでした。
かつて「魚や一丁」があった高架下の店舗は閉店しており、市道北6条線もなくなっていて通行止めでした。
この通行止めの先にある創成川を越え、札幌中央郵便局までいくと少しさみしくなってきます。
郵便局前の「ワンマンシアター」も2022年6月末閉店しました。
そこから更に東側は卸センター跡地で、マンション・ホテル・病院の大規模再開発の場所になります。
https://sapporokara.com/2021/10/09/oroshiuricenter/
まとめ
サツエキブリッジから札幌郵便局の端までは徒歩12、3分というところです。
この間が大規模再開発が行われ少しずつ変わっていくことになります。
札幌駅前の再開発に付随して周辺の建物や店舗も変わってくることでしょう。
今ある建物がなくなってしまうのは寂しいですが、便利にキレイになる新しい建物に期待を寄せて札幌駅前の変化を見ていきたいと思います。