大通東1丁目、2丁目再開発延期
再開発があちこちで行われている札幌市ですが、テレビ塔の東側にも大規模再開発の予定があります。
大通東1丁目と2丁目です。
大通東1丁目は、北電や中央バスターミナル、旧四季劇場がある場所です。
この場所には高さ120mを超える、タワービルを計画しておりホテル・オフィス・商業施設・バスターミナルの複合施設を計画しています。
しかしながら、コロナウイルスの影響で事業内容やスケジュールに再検討が必要となり時期を改めみなおしています。
計画では総事業費590億円で、2029年中に竣工予定でした。
大通東2丁目にはニトリホールディングスが、札幌市と提携し美術館を中心とする複合施設を建設予定。
2023年度開業を目指していましたが、東1丁目再開発が延期になっていることから足踏み状態です。
引用:札幌市 大通東2丁目ニトリホールディングスによる計画ビル
大通東1丁目再開発とは
大通東1丁目再開発は、札幌市が進める「創世1.1.1区(サンク)プロジェクト」の一つです。
「北1西1」「大通東1」「大通西1」の3つの「1丁目」を示しています。
北1西1は既に竣工済みの「さっぽろ創世スクエア」で、次に着手されるのが大通東1丁目という予定です。
当初は2022年着工予定でしたが、コロナの影響で着工できずにいます。
現在ある北海道電力や北海道中央バス等が入る高層ビルを建設予定。
両者ともビルは老朽化しているため建て替えにはなると思いますが、計画に見直しが入る可能性がでてきたようです。
引用:札幌市 2018年
創成イースト地区の変化
大通東1,2を含む創成イースト地区は、マンション等が複数でき札幌市内でも一番人口が増えている場所です。
大通駅からはバスセンター前駅まで地下でつながっているので、天候に左右されず移動できて便利です。
NHKは北1西9に移転しましたし、北海道新聞社もバスセンター前駅直結の場所に移転予定です。
創成川公園も都心アクセス道路の計画がありこれから目まぐるしく変わる場所でもあります。
鋼材の値上がりも懸念
コロナウイルスの影響もありますが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響もあり、鋼材が値上がりしつづけています。
建築需要はあっても材料の価格が上がれば当然建築費もかさむことになります。
日本は鉄鉱石や原料炭を国内で得ることが出来ないので輸入に頼っており、これはどうすることもできません。
このようなことから、大通東1丁目・2丁目の再開発にかかわらず他の事業も遅れや見直しがでてくる可能性がありますね。