卸センター跡地再開発もうすぐ始動
JR札幌駅の東側にある卸センター跡地。
住所でいうと北6東2と北6東3で行われていた再開発で建設中だった建物がもうすぐオープンします。
JR札幌駅から千歳方面へ向かうと左側に見えるのでご存じの方も多いと思います。
詳細をみていきましょう。
かつてあった卸センターの写真は以下(2020年2月頃撮影)↓
北6東2には高さ約100mトリプルタワー
北6東2街区にはホテルとマンションが建設中です。
「ザ・札幌タワーズ ウエストタワー」
地下1階、地上30階建て 高さ98.35m 2025年3月竣工予定
●「ザ・札幌タワーズ イーストタワー」
地下2階、地上26階建て 高さ99.75m 2025年7月竣工予定
タワーマンションは札幌駅から徒歩圏内であることや2LDK~4LDKまでの多様な間取りがあることで道外からも注目されています。
イーストタワー、ウエストタワーそれぞれにスカイラウンジがあり、セキュリティや防災にも力をいれています。
厳しい認定基準をクリアした長寿命マンションです。
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写真左のガラス張りの建物(JRタワーが映っている)のがホテルです。
●ベルーナ「SAPPORO HOTEL by GRANBELL」
26階建て 高さ100m 2025年3月1日オープン予定
サッポロ市街地で最大級の605室あるホテルです。
25階には露天風呂付大浴場やサウナがあり、高さ100mからの夜景が魅力的なレストランも26階にあります。
大浴場は宿泊客以外も入れるようになるそうですよ。
オープンは3月1日なので現在は中で最後の追い込みが行われているんでしょうね。
「SAPPORO HOTEL by GRANBELL」の公式ページはこちら
北6東3にはカレスサッポロ病院
北6東3にはカレスサッポロ病院が2025年4月にオープン予定です。
札幌駅東側に位置しており、徒歩10分程の場所にあります。
病室320床はすべて個室です。
カレスサッポロの発送と工夫が集約されたインテリジェントホスピタルです。
手術支援ロボットや壁面モニターでの遠隔資料が可能。
一般病棟は感染症流行時にウイルスを外部に流出させないように気圧を低くする陰圧エリアにも変更できるようになっているようです。
また、ツルハドラックと提携して病院備蓄も可能となっています。
医療モールを含めかなり大きな建物で驚きました。
病院では現在も医療スタッフを募集している様ですよ。
公式ページはこちら
注目の創成イースト地区
このホテルやマンション、病院がある創成イースト地区は札幌市の中でも急激に人口増となっている場所ですが、再開発が進むことでさらに人口が増えていくと思われます。
卸センター再開発が行われている場所から徒歩数分の場所では、サッポロファクトリーの駐車場だった場所がオフィスビル「SOSEI CROSS」となっています。
また、線路沿いには新幹線車両基地を建設中です。
新幹線の札幌乗り入れは2038年とかなり先になってしまいましたが、この車両基地はそれよりも早くできるはずです。
工事現場をのぞくだけでも広い敷地なので、かなり大きな建物ができると思われます。
高さは22mになるそうです。
デザインコンセプトも考えられているようですが、整備できる環境も整えるとなるとかなり長く広いスペースをとることになります。
新幹線札幌駅のホーム東端部からJR苗穂駅までの約1.3kmにわたって高架橋上に建設されるので周辺の景色も大きく変わる予定です。
引用:鉄道・運輸機構
まとめ
札幌駅や大通の交流拠点は市街地再開発事業をはじめ都市の魅力と活力を向上させるために今後もたくさんの工事が行われる予定です。
札幌や北海道の経済を支える場所とみどりや景観等地域資源の魅力を引き出す場所の整備等やらなくてはいけないことはたくさんあります。
札幌市は都市の生活機能をコンパクトに集約し、公共交通機関や徒歩で移動できる範囲にまとめる都市構造を目指しているんです。
そして札幌駅から苗穂駅の間(大通方面も)には新交通システムも検討されています。
引用:札幌市
市民としてはやはり元からあった札幌駅前バスターミナルの交通機関の整備をいち早く行ってほしいと願っています。
また、札幌市内でも中心部から離れている場所は置き去りのイメージが否めません。
オーバーツーリズムの影響もあり地元の方がバスに乗れない事態も発生している模様。
コンパクトシティ計画もいいけど、いま住んでいる市民の交通手段も充実させてほしい。
採算をとるか市民の生活を守るか・・そのバランスが難しいところです。