JR札幌駅東側のトリプルタワー2025年竣工
新幹線札幌駅延伸工事が延期される中ですが、札幌駅東側のトリプルタワーが竣工まであと少しとなっています。
北6東2丁目街区には、マンション2棟とホテルが建設中です。
●「ザ・札幌タワーズ ウエストタワー」
地下1階、地上30階建て 高さ98.35m 2025年3月竣工予定
●「ザ・札幌タワーズ イーストタワー」
地下2階、地上26階建て 高さ99.75m 2025年7月竣工予定 のツインタワーです。
すぐ近くには小さな都市公園が計画されています。
北海道初の長期優良住宅認定タワーとなり注目されています。
特徴としてはすぐ隣の敷地に北ガス本社があり、電力会社から直接的に電力供給したりガスエンジンの発電機も使用でき、災害に強いマンションと言えます。
そして建設中のホテルは通販のベルーナが運営します。
●「SAPPORO HOTEL by GRANBELL」(仮称)
地下2階、26階建て 605室
上質で広い客室とスパやレストラン、ジムを備える予定
写真:左がホテル 右2棟がマンション 2024年5月撮影
写真:左 北ガス本社 右 JRタワーがうつるベルーナのホテル
「カレス記念病院」2025年4月開院予定
トリプルタワーの北6東2丁目の隣の北6東3丁目に建設中なのが「カレス記念病院」。
発想と工夫が集約されているインテリジェントホスピタルです。
全室個室、ナースセンターの廃止、医療用ロボットやAIを積極的に導入する予定です。
各病室に洗面所、シャワー・トイレがついており、モニターを利用した遠隔診療も可能とのこと。
カテーテル検査室4室、CT2台、MRI2台、PET-CT1台等旧跡医療の充実をはかります。
ハイブリッドオペ室では手術寝台と3次元画像ナビゲーション機能があり、精密な手術が可能になる模様。
地下に駐車場があり、約190台も駐車できるそうです。
建物は14階建て。フロアごとに検査・手術・リハビリ・緩和ケア等と分け、6階以上が入院のための個室約320室となります。
札幌駅から徒歩10分の場所にこのような大型医療機関ができると人が殺到しそうですね。
実際に現地に行ってみましたが、かなり大きく広い建物ですよ。
新幹線札幌駅延伸の延期と五輪招致中止の影響大
この再開発場所のすぐ近くにできる予定の新幹線札幌駅。
奇しくも新幹線札幌駅延伸は数年単位で遅れると発表されたばかりです。
ホテル・病院としては、延伸効果を見込んだ大型再開発だと思います。
資材高騰や人手不足で、規模縮小が相次ぐ中すでに走り出していた再開発だったので舵を切ったものと思われます。
ホテルは大型イベント時にはまだホテルが足りないと言われています。
新しくできるホテル内の付帯施設が多いことや他と比べてステータスが高いことが幸いするかもしれません。
また、駅近・最先端医療の病院は利用者にもそこで働く人にも魅力的ではないでしょうか。
新幹線札幌駅ができれば、徒歩3分の場所に大型病院があり、道内のみならず道外からの利用も増えてくる可能性もあります。
北6東2はから札幌駅までは徒歩7分ほどです。
JRタワーもかなり近くに見えます。
新幹線札幌駅ができれば目の前となるホテルやカレス記念病院。
北6東2,3再開発関係者も新幹線札幌駅延伸延期・完成時期が不透明なままの運営は厳しいものとなりそうです。