札幌市の人口2024年
札幌市の住民基本台帳に基づく2024年1月1日現在の人口は3年連続で減少となりました。
少子化はかなり前から言われつづけていましたが、札幌市は合計特殊出生率が1.09で20政令都市の中で最も低いそうです。
都道府県別でみても東京1.04、宮城県1.09、北海道は1.12で全国で第3位の低さ。
低出生率の要因は、非正規雇用が多いことで平均収入が低いところにもあります。
子育て家庭の経済的負担の軽減に取り組んでいかないとなかなか伸びませんよね💦
※合計特殊出生率→15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に産むとした時の子供の数に相当
高齢化もあり死亡率はアップしています。
出生より死亡が多いため自然減となっているんですね。
札幌市の人口推移
2020年1月1日 1,970,961人↑
2021年1月1日 1,973,288人↑
2022年1月1日 1,972,381人↓
2023年1月1日 1,971,225人↓
2024年1月1日 1,968,641人↓
ちなみに札幌市の人口のピークは2021年5月1日の1,975,687人と、200万人都市まで約25,000人届かず減少に転じました。
区別人口を比較
札幌市内の区は10区あります。
中央区・北区・東区・白石区・厚別区・豊平区・清田区・南区・西区・手稲区それぞれ特徴がありますよ。
グラフからどの区も女性が多いのがわかります。
また全国の人口統計と同様で、70代の団塊世代、その子供の40代、50代団塊ジュニアの占めている層が多いのが明らかです。
中央区より北区や東区の方が人口が多いことや、清田区が一番少ないこともグラフから読み取れますね。
子どもが多いのが30代、40代の層が厚く人口が多い北区、東区、中央区、それに次いで豊平区、西区と分譲マンションが多く建てられているところが目立ちます。
このようなグラフはSMART CITY SAPPOROで確認することができます。
人口減・高齢化による問題点
すでに人手不足はさけばれるようになってきていますね。
実生活ではタクシーやバスの運転手不足が問題となっており、通勤や通学、高齢者の日常生活に影響を及ぼしています。
人口減になることにより長期的な税収の減少が進み、財政に余裕がなくなりインフラや行政サービスの低下が考えられます
空き家の増加、高齢化による医療や介護の需要増加が見込まれる一方で支える生産年齢人口は減っていきます💦
結婚しやすい環境ができておらず、未婚、晩婚が増えており更なる少子化につながっています。
税負担の増額や経済の悪化が考えられます。
なんだかため息がでてしまうことばかりですよね💦
まとめ
札幌市は将来の推計人口も予想していますが、約20年後の2045年には現在より20万人の人口が減るとされています。
北海道にいたっては25年連続の人口減ということになります。
北海道の中心となっている札幌市でもかなり人口が減りますので、その他の都市も同様、もしくはもっと早く人口が減っていくこととなります。
日本の2024年1月1日の人口は1億2409万人となり、前年同月で66万人減っています。
ちなみに増え続けている東京都の人口は推計で14,105,098人で日本の人口の約10%にあたるそうです(@@;)
やはり大都市が経済成長し雇用がうまれ、教育や医療・情報が集中するため人口も増えているという状況です。
札幌市は今、人口減少の未来の影響を予測して企業誘致を行っています。
中・長期的には人口減少が各企業の札幌進出により鈍化するのではないかと考えられている様です。
オフィスビルがたくさん建てられているのもそのためです。
札幌市の思惑通りに札幌経済がうまくまわっていくのか、札幌市民としてはポジティブにとらえ期待の目をもってみていきたいと思います。