札幌-その他

札幌2030年オリンピック・パラリンピックは開催されるのか否か・・

札幌2030年オリンピック開催有無

オリンピックを札幌に招致するよ~!と言われて早何年?!

最初は、市民も賛成モードだったのに東京オリンピックの不正が発覚してからどんどん雲行きが怪しくなり、現在は反対派が市民の約44%となった札幌のオリンピック招致。

実際のところ、現在はどういう感じになっているの?という方も多いはず。

大きく反対はしないけれど賛成もできない・・。

だってよくわからないから・・なんていう人も多いのが現実ではないでしょうか。

海外の人を受けいれるホテルや施設、もしくは競技会場も整えなくてはいけないんでしょう?

東京オリンピックで不正があったように、札幌オリンピックも同じようなことになるんじゃないの?

当然、お金もかかりますよね。税金の投入はするの?と疑問ばかり・・・💦

一般の方は私の様な方が大半ではないでしょうか。

現在わかっていることを、自分なりに調べてみました。

2030年オリンピック開催地決定はいつなのか

2030年の冬季五輪の開催地決定は最初は2023年9月から10月のIOC総会(インド)で決定する予定でした。

ところが、IOCは気候変動などへの対応策協議が優先として、期間は設けないで無期限で延期という方針を示したんです。

温暖化による気候変動で信頼できる開催地が減少する可能性があるということを懸念。

冬のオリンピックは「競技の会場で平均最低気温が氷点下であることを10年以上と証明する必要がある」という提案があった模様。

夏季オリンピックについては2024年はパリ、2028年はロサンゼルスと2032年のブレスベン(他都市立候補なし)開催決定しています。

冬のオリンピックは過去の例をみると約7年前には確定している模様です。

過去に雪不足で人工雪(フェイクスノー)をつかって競技を行ったりしていますのでIOC側も慎重になっているんでしょうね。

雪が降るか降らないかにより競技が左右さされることもあり、夏季オリンピックより決定が難しいようです💦

結局、正式決定する時期も決まっていないんですね💦

2023年12月   IOC理事会(スイス) 開催地内定?

2024年5月か6月 IOC総会(インド) 開催地決定?

上記の日程で決まるのではないかと言われています。

実際に競技が行われるのはいつ等詳細

2030年にオリンピックが開催されるのはいつなのか等詳細をみていきたいと思います。

2030年冬季オリンピック

2030年2月8日(金)~24日(日)の17日間(想定)

7競技109種目

2030年冬季パラリンピック

2030年3月8日(金)~17日(日)の10日間(想定)

6競技80種目

招致スローガンは「世界が驚く、冬にしよう。」

エスコンフィールドの「世界がまだ見ぬボールパーク」に類似していますが、投票で決定したものです。

気になる大会運営費は以下の様に明記されています。

●原則、税金は投入しない計画とします
●不測の事態への対応のため、予備費を確保します
●収入に見合った効率的な大会運営に努めます

引用:令和4年(2022年)11月 大会運営費

この時の予算は2200億から2400億円でした。

収入はIOCの負担金やスポンサー収入、チケット売り上げで構成され税金は投入しない計画。

ところが、円安での物価上昇により2023年5月に試算しなおした結果経費は最大で3170億にもなっていました。

そのうち札幌市の負担が490億円とのこと。

とてつもない金額で想像もできませんが、汚職問題があってイメージが悪くなったのでスポンサーもお金が出しにくくなり収入が減る可能性もあると専門家は話しています。

そうなると税金投入(国家負担)という話にもなるのではないか・・・💦

※あくまでも私の想像の域なのでお間違いなく(一般市民です)

オリンピックモニュメント

札幌が選定される可能性は?

札幌の他に2030年冬季オリンピックに招致に名乗りをあげているのは、ソルトレークシティ(アメリカ)、バンクーバー(カナダ)です。

3都市とも過去にオリンピック開催地として実施されています。

札幌(1971年冬)、ソルトレークシティ(2002年冬)、バンクーバー(2010年冬)

でも、札幌以外は事情があり辞退する可能性がでてきました。

バンクーバー→バンクーバーがあるブリティッシュ・コロンビア州が財政面の負担を理由に大会開催にむけた支援を辞退すると発表。(2022年10月頃)

ソルトレークシティ→2028年にロサンゼルス夏季オリンピックが確定したことで、1年半後にアメリカ同国内で冬季オリンピックを行うのは難しいとし2034年招致に切り替える可能性が大

というわけで、IOCの熱視線は札幌に注いでいる模様です。

オリンピックが開催される可能性が大?!

と思っていた矢先に2023/6/15にスウェーデンが招致を目指すと正式発表がありました。

既存の競技場のみで開催するとのべ有力候補となった模様です。

さて、どうなることやら・・・。

札幌市としては、オリンピック開催に伴う経済効果やレガシー(長期にわたるポジティブな影響)を期待しています。

IOCは、過去に札幌で冬季オリンピックを実施していることや、2020年東京オリンピックの際にマラソン・競歩の会場を急遽変更したにも関わらず対応したことを評価している模様。

まとめ

IOCは開催地決定時期の変更に「気候変動対策」を理由にあげていましたが、背景には東京大会の汚職や談合事件のこともあると考えられています。

札幌としては猶予期間をもらった(ほとぼりが冷めるまでの期間をもらった)かもしれませんが、決定が遅くなると準備期間も短くなってしまいます💦

また、IOCは「住民・国民の支持率を重視する」とも言っています。

オリンピックを行うメリット、デメリットを札幌市は市民に説明しないと、このままいつの間にか開催が決まってしまうのではないかと懸念しています。

オリンピックは過去に比べても経済効果が薄れてきているといわれていますし、赤字になってもIOCが負担することはない状況。

それでも実施するということは、人口減高齢化がすすむ日本国内の都市に札幌を残していきたいという賛成側の意図もわかります。

でも、このまま住民の理解が得られないままの開催は不可能でしょう。

今月通知があった「市民税・道民税 税額決定納税通知書」を見ながら、オリンピック開催のためにここに上乗せしないでほしいなと思う一般市民の私でした💦