札幌のビルの高さが右肩上がり
札幌市では再開発でマンション、ホテル建設が相次いでいます。
「ビル」の一階当たりの高さ(階高)が大きくなっていることもあり、どんどん高いビルができているんです。
例えばマンションでも、昔は1階分の高さが2.9mだったものが、最近では3.2m以上が多くあるんですって。
「札幌で一番高いビルは?」と聞かれたら「JRタワー」とお答えになる方がほとんどだと思います。
今現在は正解ですが、2023年の年末にはその常識が変わってしまいます。
現在と未来で、札幌のビルの高さがどれくらい変化するのかみていきましょう。
現在の札幌の高いビルランキング
2023年2月現在の札幌市内のビルやマンションの高さベスト10は以下の様になります。
札幌駅にある「JRタワー」がダントツ1位で173m。
低層階に商業施設、中層階にはオフィス、上層階には「JRタワーホテル日航札幌」があります。
そして2位は札幌駅北口ロータリー目の前にある「D’グラフォート札幌ステーションタワー」。
40階建ての高層マンション高さ143mです。
2007年竣工ですが、超高層で駅近ですので不動産価値はかなり高いですね。
3位は西区琴似の駅前にある「ザ・サッポロタワー琴似」136mになります。
琴似駅直結で、札幌駅までJR各駅でも2駅という好立地。
現在の高いビルのご紹介はここまで。
2030年の札幌の高いビルランキング
さて、2030年には新幹線札幌駅延伸が予定されていたり、今は怪しい雲行ではありますが冬季オリンピックも予定されています。
※冬季オリンピック招致中止、新幹線は2030年に間に合わず、北5西1タワービルは規模を高さ200mまで縮小の模様 2024年10月追記
未来の札幌の高いビルランキングを作成してみました。
これからの再開発で建設されるビルがとても高い建物が多く、現在ダントツで1番高いJRタワーがあっという間に5番目の高さになってしまいます。
1位は札幌駅前に2029年頃に竣工予定のJR札幌駅南口の再開発ビルで(中央区北5西1、西2)245m。
ビルの総工費は2500億円ともいわれています。
そして2位は、2024年から着工予定となる北4西3の仮称)ヨドバシタワーです。
ちょうど真下辺りが地下鉄さっぽろ駅ですが、同時期にホーム拡張が行われます。
もちろん地下直結です。
3位、道銀ビルと新大通ビルが建て替えとなり1つの大きなビル建設が計画されています。
大通公園の目の前のそびえたつ形になる新しいビルは2028年竣工予定で高さ185mとなります。
4位の北8西1「ONE札幌ステーションタワー」は2023年12月には竣工予定ですので、年末には北海道内で1番高い建物になります。
とはいっても、JRタワーとは2m差なので見上げてもどちらが高いのかよくわかりません(笑)
まとめ
札幌は人口減になり、今後も人口は減っていく予定です。
それなのにオフィスビルをつくりどんな企業が入るのか、マンションを造り誰が入居するのか・・と考えてしまうのは私だけではないはず。
札幌市はオフィスビル建設促進補助制度や本社機能を札幌に移せば補助金をだしますよ等、色々な施策をして札幌に人を集めようとしています。
街が活性化すれば雇用がうまれ人が集まってくると考えられているからです。
そのために再開発を進めて、最先端機能があるビルや環境性能に配慮したハイグレードビルやホテルを造っているんですね。
札幌市はオープンスペースや緑地化することで高さ制限を緩和しているためオフィスビルの高さがどんどん高くなっているんです。
今後は札幌中心部だけではなく、地下鉄駅前を中心にこのような緩和策によって街並みが変わってくる予定です。