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2030年冬季オリンピックに向け月寒団地を選手村へ、月寒体育館建替え等施設整備

2030年冬季オリンピック招致に向けての取り組み

札幌市では、2030年のオリンピック・パラリンピック冬季競技大会の招致に向けて様々な施設整備を予定しています。

今のところ札幌市がオリンピックに向けて、動こうとしているのは大きく以下の3点。

・豊平区の月寒体育館の建て替え

・月寒団地を建て替えし選手村へ

・大倉山ジャンプ競技場の機能強化

一つずつみていきましょう。

月寒体育館の建て替え

現在の月寒体育館は1971年に屋内スケート場としてオープンし、1972年の冬季オリンピックではアイスホッケー会場として使用されました。

その後も国際大会等で使用されていましたが、老朽化のため2003年に整備しリフレッシュオープンしています。

リフレッシュはしたものの1971年に経った建物ですので、築50年経ち基礎部分は変わらず古いままです。

建物の建て替え時期であるといえます。

ここに総額365億円の予算。札幌市の負担は214億。

月寒団地を建て替え選手村へ

月寒団地は、「札幌市豊平区月寒1条5・6・7・10丁目」「月寒東2条7・9・10・11丁目」、「月寒東3条5丁目」と広大な敷地面積に建てられた札幌の市営団地です。

1042戸の戸数と駐車場610台分があります。

このうち、建て替えの対象となるのは以下。

「豊平区月寒東1条10・11丁目」「2条7・9・10丁目にある月寒団地A1―6号棟」、「B1―5号棟、C1―8号棟、D、E各1・2号棟」の計23棟

1976年から1983年度の建設で老朽化が進んでいる790戸。

順次建て替えをして選手村で利用できるようにし、そのあとはまた市営住宅として使用できるようにする予定。

近くに国有地があることからそちらを取得し新たな住宅を建設し、現在お住まいの方を少しずつ移していく形になるのか・・はまだ不明です。

選手村整備に157億。札幌市の負担は86億。

月寒団地

引用:北海道建設新聞

大倉山ジャンプ競技場の機能強化

国際大会等も行われている大倉山キャンプ場を、現在のルール等にのっとって機能強化し2030年のオリンピックでも、利用できるように整備します。

78億の予算でこちらは札幌市が全額負担予定。

大倉山ジャンプ場



2030年冬季オリンピックの場所はいつ決まるのか

こんな風に札幌市が動いていますが、場所の確定はまだしていないんです。

2030年冬季オリンピックの開催場所の決定は、2023年にインドのムンバイにて開催予定の第140次IOC総会です。

今のところIOC総会の日程は未定です。

では、なぜもう開催に向けて動いているかというとやはり他の都市よりも「オリンピックにふさわしい都市」でありたいからです。

現在、2030年冬季オリンピックに名を挙げているのは以下の都市。

★カナダバンクーバー

2010年冬季オリンピック開催。実現すれば20年ぶり2回目

★日本-札幌市

1972年冬季オリンピック開催。実現すれば58年ぶり2回目。

★アメリカソルトレイクシティ

2002年に冬季オリンピック開催。実現すれば28年ぶり2回目

★スペイン・フランス・アンドラバルセロナ・ピレネー

2002年冬季オリンピックを開催。実現すれば28年ぶり2回目の開催。

★ウクライナリヴィウ

現状をみるとまずは開催は難しいですね。

★カザフスタンアルマトイ

実現すれば初の五輪開催。過去に2度落選。

★ボスニア・ヘルツェゴピナサラエボ

★ドイツシュマルカルデン

★フランスサヴォイ

札幌は2026年の冬季オリンピック招致をめざしていましたが新幹線札幌駅延伸が2030年になることから次のオリンピック招致に変更したという経緯があります。

他の国よりも優位に選ばれるためには早めに街の整備をしていかなくてはいけません。

早く着工してオリンピックができる状況を整備していきたいというのが市の意向です。

オリンピックモニュメント

札幌市民の意向調査

札幌市のお偉いさんが決定したことですし、月寒体育館も月寒団地も建て替え時期と重なりますし、オリンピック招致を目指すのはいいと思います。

でも、札幌市民の意向はどうなの?

とうことで札幌市民に向けて行われているのが2022年3月中に行われている意向調査。

でも、「その結果によって招致の是非は決めない」としています。

オリンピック招致はする前提での経費に関する意向調査とのこと。

郵送とインターネットによる調査と街頭での調査の3方式です。

すでに回答された方もいるかもしれません。

郵送や街頭で意見を求められる対象者以外も意見できるようですよ。

クリックしてtoukisyouti20220217.pdfにアクセス



2030年オリンピックの日程と規模

2030年オリンピックの日程

オリンピックは2030年2月8日から2月24日の17日間、7競技109種目

パラリンピックは2030年3月8日から3月17日までの10日間、6競技80種目

両大会合わせて参加アスリート数は約3,500人を想定しています。

 

比較のためにあげると東京オリンピック2020では、史上最多の33競技339種目が行われました。

その規模と比べると3分の1程になります。

東京の様に大きな施設費をかけたりしなくても実施できるのではという目論見だと思います。

まとめ

札幌市としてはこれからの人口減や生産年齢人口(15歳から64歳)により、札幌の経済の規模が小さくなっていくことを懸念しています。

オリンピックを開催することにより、札幌市が注目されて新たな経済活動が行われるのではと想定しているものです。

また、全国に比べて健康寿命が短い点もあげており「スポーツを通じた健康で活力のある社会」を目指しています。

パラリンピック開催となれば街のバリアフリー化も進みます。

施設の新設や改修等はオリンピックのためだけではなく、その後の街づくりや社会を考えての施設づくりとのこと。

一市民としては、オリンピック招致は札幌も有名になり良いとは思いますが、今冬のような大雪の場合どうするのか、市民の交通よりもオリンピックを優先してしまうのか・・

札幌市民税が負担になるのか等が気になるところ。

進めるのはいいけれど一般市民にももっとわかりやすく説明する機会がほしいと思う次第です。

都市計画は進められていきますので、その後のIOC総会の結果次第になりますが札幌市のオリンピック開催の有無は見守っていくしかないですね。