個性派スーパー「北野エース」
全国に約100店舗ある「北野エース」は、他のスーパーとはちがう個性的なスーパーなんです。
札幌には「さっぽろ東急店」「丸井今井札幌店」「kit_ano_ace サッポロファクトリー店」の3店舗があります。
スーパーと言えば定番品を同じように陳列するケースが多いですよね。
スーパーやコンビニは、どのお店でも同じ売場を作っていてわかりやすいようにできているのが普通です。
でも、北野エースは1つとして同じ店舗はないとうことです。
例えば高齢者が多い場所の店舗には和菓子を多く置いたり、エキナカにある店舗には総菜や弁当を多く陳列、その場所や周りに住んでいる人のニーズがあるものを販売しているんです。
限られた売り場面積を一般的なスーパーと同じように活用するのではなく、お客様に面白いと思ってもらえるような店舗づくりをしています。
確かに昔と比べると趣味や嗜好の多様化や細分化は進んでいますよね。
ニッチな市場に特化した多種類のラインナップをすれば、新しい発見もありワクワクにつながります。
そして北野エースにしかない商品を取りそろえることで、需要を見出しているんですね。
「北野エース」が個性的なスーパーといわれる理由
さて、場所によって売る物を替えるという手法は思いつくものの他には何が個性的なのかということをあげていきます。
一般的なスーパーと比較するとまずは「生鮮食品を扱っていない」ということ。
また、「定番品を置いていない」ということです。
この時点で「えぇ?!スーパーなのにどういうこと?」と思ってしまいますよね。
ここが北野エースのこだわりで、他のスーパーとは真逆の発想でお客様をワクワクさせるために、商品を常に入れ替えています。
安さではなく質で勝負し、お客様のリクエストを反映させるスーパーなんです。
例えば、レトルトカレーは「カレーなる本棚」として多くの種類がおいてあります。
多い店舗では350種類もあるそうですよ。
そしてこちらはサッポロファクトリー店にあった「だし」の棚です。
たくさんあって目移りしますがどれにしようかと楽しくてワクワクしてしまいます。
他の店舗ではまず見ることがないような商品がいっぱいあり、店舗にいる滞在時間も長くなってしまいました。
スープやコーヒー等もあり生鮮食品ではないので、備蓄用として購入することもでき食べ比べもできちゃいます。
ドレッシングやだし、醤油等は「一般的なものは飽きてしまったから北野エースにいってみようっ」なんていうきっかけにもなりますよね。
価格競争ではなく「質」にこだわる
それぞれの地域や場所に合わせて陳列する商品をさがし、美味しいものを見つける「北野エース」は価格競争ではなく「質」にこだわっていると言えます。
確かに北海道と沖縄とでは売れるものが違いますし、高くても質がよければ購入したい商品ってありますよね。
その辺を見極めてバイヤーが商品を探し、各店長に仕入れの権限を任せて運営されています。
でも、そのニッチな市場を狙うことで売上が倍増しており全国的に増店しています。
定番商品もいいですが、いつもとはちょっと違う質のいい商品をためしてみるのもいいですよね。
札幌は以下の3店舗
2015年(平成27年)北野エース 丸井今井札幌本店
2016年(平成28年)北野エース さっぽろ東急店
2021年(令和3年)kit_ano_ace サッポロファクトリー店
サッポロファクトリー店は2021年6月にオープン。
「北野エース」にこだわりの逸品を見つけにいってみませんか。