2019年の今頃、札幌では何が話題になっていたか覚えていますか?
2018年11月に東京五輪のマラソン・競歩が札幌で行われることが急遽発表され、札幌市民はもとより道民を驚かせましたがその札幌開催を揶揄する報道があった頃です。
結局、新型コロナウイルスの影響で2020年8月開催は延期という形になりましたが、いまの状況から考えるととても稚拙な話題だったなと思ってしまいます。
色々な面でコロナに翻弄された札幌の2020年を自分なりに振り返ってみたいと思います。
札幌の2020年を振り返り
2020年1月
・東京五輪のマラソン・競歩のため8月の恒例行事である大通公園のビアガーデンが一定期間中止と発表
・中国・武漢市から帰国した神奈川県在住の男性のコロナウイルス感染(日本初)
・中国・武漢市から観光に訪れた女性が初めて発症(北海道初)
2020年2月
・2020年の雪まつりには約202万人の観光客がきましたが、終了後から発症者が急増し「クラスター」が発生した疑いが浮上
すでに中国で広まっていたコロナウイルスの影響で中国人観光客が減り、例年より2割強減っていたにもかかわらずここから感染が急増します。
・観光バスやホテルのキャンセルが増加
・マスクや消毒液が手に入りにくくなり、外出にはマスクが必須になってきました
・2/28より週末の不要不急の外出を控える様に「緊急事態宣言」が出される
2020年3月
・北海道劇団四季劇場が千秋楽を迎えることなく閉館
・北海道の公立小中学校で分散登校が始まる
・札幌パルコに市内最大の無印良品がオープン

・観光地から観光客が消える事態に

写真:小樽駅構内
2020年4月
・ドラッグストアの閉店増加
・イベントは当面原則中止または延期
・桜が開花しはじめるもお花見禁止区域が増加
・4/14から5/6まで札幌市内の公共施設を閉館
・「ソーシャルディスタンシング」についての説明
・南2西4狸小路にあったドン・キ・ホーテ北館が閉店

2020年5月
・公立幼稚園・小中学校が臨時休校(4/14~5/31まで)
・在宅ワーク、リモートワークの推奨
・北海道緊急メッセージ第2弾、第3弾
・すすきのラフィラが閉店

2020年6月
・大同生命札幌ビルにmiredo(ミレド)2か月遅れのオープン

・すすきのラフィラ解体開始

2020年7月
・GoToトラベルスタート
・大通ミニビアガーデンが予約制で開始

2020年8月
・稼働率が伸びないホテルが休業に入ったり閉館したりが始まってきた
・レンタルオフィスやシェアオフィスの利用が需要増
2020年10月
・GotoEatが開始
・各地で入院病床や宿泊療養施設が逼迫(ひっぱく)

2020年11月
・さっぽろホワイトイルミネーションが開催

・福袋販売が前倒しでネット販売へ
・閉店が相次ぐ
・警戒ステージ「3」ですすきの店舗に時間短縮営業を要請

2020年12月
・観光業Goto停止に悲鳴
・初詣を前倒しにする方が多数「幸先詣(さいさきもうで)」
・札幌市内は年末年始も150人近い感染者が自宅での療養(無症状・軽症)
・北海道知事が「静かな年末年始」に向けたメッセージ発表
未だに感染者も多く飲食、観光業をはじめ関連するお店や会社を経営されているみなさんはとても苦しい1年だったと思います。
先行きも不透明でどうしたら分からず困り果てた年末かもしれません。
いつになったらこの状況が収まるか分かりませんが、急に今の状況が好転するとは思えません。
今考えてしまうのはこれからどうなっていくんだろう等のマイナスのことばかりで不安ですよね。
でも、これは考えても変わらないことです。
じゃあ、こんな状況でもできることに目を向け舵を切っていこうと切り替えるしかありません。
一緒に乗り切っていきましょう。
2020年も「札幌クリップ」をご覧いただきましてありがとうございました。
2021年も一市民の目線を大切に札幌の現況を配信していきます。
今後ともよろしくおねがいします。