札幌の子ども医療費助成について
私が以前の住まいから札幌に戻ってきて、誤算だったことの一つに「子どもの医療費」があります。
前に住んでいた自治体は、子どもの医療費は中学生まで無料でしたので、子供たちの医療費はほとんどかからなかったんです。
現在の札幌の現状は、段階的に対象年齢はあげていくようですが負担が少なくすむのは小学校2年生までです。
小学校3年生から中学生は入院のみ助成され負担が減ります。
改正後は、段階的に助成されて初診時一部負担のみになります。
令和2年3月までの診療→小学1,2年生
令和2年4月からの診療→小学1年から小学3年生
令和3年4月からの診療→小学1年から小学6年生
令和3年4月より改正される予定で、今年度令和2年度中には医療費助成の対象となる子供がいる家庭には受給者証や申請書が送付されることになっています。
でも、中学生はまだ該当しないんですね。
全国的にみると就学前の子ども医療費は、2017年4月現在で全国すべての市町村で外来・入院とも助成が実現しています。
更に、中学卒業までの助成も外来で86.16%、入院で94.54%にまで広がっているんです。
数値だけみると、政令指定都市でもある札幌市なのに、かなり遅れていると言えます。
我が子は該当するか否か
上記のポスターが小児科や歯医者等に貼ってはいますが、図を見ただけでは自分の子が該当するかどうかわかりにくいんです(><)
ズバリ「平成21年(2009年)4月2日~平成22年(2010年)4月1日生まれ」の年齢までが対象となります。
2020年2月現在、小学校4年生の学年の子たちが小学校6年生になった年の1年間は助成対象となります。
別の言い方で書くと、令和3年(2021年)4 月に小学6年生になるお子さんは該当ということになります。
うちの下の子は、ギリギリ該当の学年でした。
1年間ではあるけれど、いままでなかったものなので大歓迎。
「子ども医療費無料化を求める北海道ネットワーク事務局」では、今後も「中学校卒業まで無料」を求めていくということです。

助成拡充競争は過熱気味
一方で、子供医療の助成が過熱気味なんじゃないの?!という意見もあります。
子育て世帯の経済的負担を軽くするための制度ですが、自治体が若い世帯を呼び込むための政策の1つとしているからです。
子どもの健康を地域で見守りそれを軽減しようという助成制度ですが、財源の有効活用のためには課題もありますよね。
だって、自分には子供がいないけど税金負担しているのにって方もいるわけですし、わからなくもないです。
また、無料だからと受診過剰につながり医療費が増大することも考えられます。
保育無料も医療費無料も助成を受ける際には、周りの支えがあってこそと感謝の気持ちが必要です。
ちなみに、子供医療費助成に力をいれている南富良野町では満22歳までの医療費が無料だそうです。
所得制限もなく、保護者が町内に居住していれば、子どもが高校及び大学進学により町外に転出した場合も対象とのことです。
この制度、たくさん子供がいる家庭にとってはとても大きな移住理由になりますよね。
子どもの医療費助成は少子化対策の一つとして子育て世帯への経済的支援だと言われています。
でも、医療費が無料になったから子供を産むって人は少ないですよね。
それなのに自治体は子育て世帯を奪い合っているというのが現状です。
まとめ
思っていたよりかかってしまう子供の医療費。
我が家は2人ですが、今年は医療費が10万円を超えてしまったので確定申告する予定です。
3人、4人と子供がいる家庭はかなりの負担増となっているということです。
札幌市は、保育園を増やしたり子育て情報を充実させて頑張っています。
子どもの医療費ももう少し早く着手してくれたらよかったのになぁと思います。
これから出産をする方やまだ小さな子がいるご家庭は、助成がありますよ^^

