すすきのの「ノアの方舟」
ノアの箱舟
(ノアのはこぶね)は北海道札幌市中央区南8条西4丁目にある建物です。
周りの街並みから突如現れると美術館?博物館?と思ってしまうようなちょっと不思議な建物です。
1988年(昭和63年)にイギリス人建築家ナイジェル・コーツが手掛けた建造物なんですが、すごく面白い建物ですよね
鉄筋コンクリート2階建ての建物ですが上層部には木造がしつらえられています。
ギリシャ神話をイメージしており、石化したノアの方舟の形をしています。
上記の写真だと「方舟?」と頭をひねってしまいますが、ぐるりと一周してみると・・
観る方角によって印象が違います。
30年ちかくたっても威厳を保っており、ちょっぴり怪しげな雰囲気もありますがそれが魅力でもあります。
開業当時はカフェ、レストランだったようですが今も海鮮炙りやさんになっています。
すぐ隣には鴨々川がありますよ。
水場の近くにあることで舟であることを想起させますね。
とても静かな場所ですが、真冬でも鴨達は元気に泳いでいますし、大きな鯉もいますよ。
川の水音とノアの箱舟の様な奇抜なデザインの建物はアンマッチな気もしますが、その場にいると異国情緒を感じるような不思議な気持ちになります。
かつてあったキングムーと同様でバブル真っ盛りの時代ですので、建築費もかなりかけられていると思います。
当時は土地代も高騰していたはず。
すすきののはずれにこのような建物があるのが面白いですね。
現在の建築費ではありえない建物です。
一見の価値ありですよ。