南1条通り(市電通り)が静かに姿を変え始めている
— 大和ハウス・三菱地所・京阪不動産が揃う“都心再編”の最前線
最近、札幌中心部を歩いていると、
市電通り(南1条通り)沿いの景色に変化を感じる場面が増えてきました。
このエリアでは近年、複数の大手デベロッパーによる土地取得が相次いでおり、
通り全体として再編の動きが進みつつあります。
とりわけ、
大和ハウス工業
三菱地所
京阪不動産
といった企業の動きが、市電通り沿いで重なり始めている点は注目に値します。
この記事では、確認できる情報をもとに市電通りで現在どのような変化が起きているのかを整理します。

大和ハウス工業が市電通りで存在感を拡大
現在、最も動きが目立つのが大和ハウス工業です。
● 南1条西4丁目 ― 大通の角地を取得
2025年12月、南1条西4丁目の土地・建物を取得。
飲食店などが入る複数の雑居ビルが立地していた、人通りの多い角地です。
すでに南1西5・南1西7でも取得が進んでおり、市電通り沿いに“連続した保有エリア”が形成されつつあります。
● 南1条西7丁目 ― 高さ約95mのタワーマンションへ
南1西7では、計画が具体化しています。
地上30階・高さ約94.95m
分譲176戸
周辺のビルも含めて一体的に取得・解体が進んでおり、この一帯は大きく姿を変える見込みです。
写真:解体予定の「ビックパレス南1条」
案としては、路面電車の待合空間としても機能するオープンスペースを整備する計画もあるようです。
引用パース:景観アドバイス部会資料より
三菱地所も中心部に参入
● ホテルオークラ札幌跡地(南1条西5丁目)
このエリアの要となるのが、旧ホテルオークラ札幌跡地。
現在は三菱地所が取得し、開発主体となっています。
当初はホテル計画がありましたが、資材高騰の影響などで延期され現在は暫定的に駐車場として運用中です。
この立地は、大和ハウスの取得地(西4・西7)に挟まれる位置にあり、どのような用途の建物が建つのか注目が集まっています。
写真:かつてあったホテルオークラ(昔)
↓
現在
暫定で駐車場になっています。
京阪不動産の参入
● 旧「布袋」跡地
市電通りの象徴的な店舗のひとつだった「布袋」の跡地は、京阪不動産が取得したと見られています。
正式発表は確認されていないものの、現地状況や関係者の話から、その認識は広く共有されています。
写真:南1西7布袋本店跡地はすでに更地状態です
写真:すぐ近くにある2017年竣工のファインシティ札幌ザ・タワー大通公園
これにより、市電通り沿いには
大和ハウス工業
三菱地所
京阪不動産
という大手3社が並ぶ構図が見えてきました。
市電通りは“札幌都心再編の主戦場”へ
ここまでの動きを整理すると、南1条通りは札幌都心で最も大手デベロッパーが集まるエリアへと変化しています。
さらにこの通りは、
大通公園
札幌駅前通
すすきの
を横断する、いわば「都市の背骨」。
この場所が再編されるということは単なる建て替えではなく、
人の流れ・街の価値・都心居住そのものの変化につながる可能性があります。
まとめ:静かな変化が、やがて街の姿を変える
市電通りで起きているのは、派手な再開発ではなく「静かな土地取得の連続」です。
しかし、
大和ハウスの連続取得
三菱地所の中核拠点
京阪不動産の参入
これらが重なったとき、南1条通りは確実に別の表情を持つ通りになります。
10年後、この通りは今とはまったく違う風景になっているかもしれません。
札幌クリップでは、この“静かな都市再編”をこれからも追い続けていきます。
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