北海道新聞社跡地ビル
北海道新聞社新社屋の完成が近づき、移転後の跡地について建設する新ビルについて検討段階に入っています。
現本社ビルは1942年の北海道新聞創刊から本社としており、北1条館と大通館の2棟構成で北1西3の街区を含め1378坪(約4450㎡)あります。
大通館は大通公園に面しており、北一条館は時計台が目の前という好立地。
地下通路との直結はありませんが、今後の再開発で地下街直結の通路もできるようです。
先だって時計台周辺地区の建築物容積緩和を時計台と調和するデザイン等を条件に正式決定しています。
北海道新聞社跡地ビルは検討段階
現北海道新聞社の跡地ビルはまだ検討段階ではありますが、現在公になっている主なことをまとめてみます。
★現在と同様で大通側(ホテル)、北一条側(オフィス)の2棟構成
★高さは約84.5m
★地下街への直結
大通側の建物を地下直結にし地下街オーロラタウン側へエスカレーターやエレベータで地下へ降り直結予定。
★歩道エリアを広げて空地スペースや屋外広場を造る
★時計台側に展望ラウンジを造る(2,3階)
いずれにしても「時計台の景観を守るビル」として、デザインの調和や賑わい憩い空間を設けるガラス張りのビルとなります。
引用:札幌市 令和5年度第2回景観アドバイス部会 時計台側からみたパース
引用:HTB北海道ニュース
上から見た時計台。
市役所の展望台、貸切でしたよ☺️ pic.twitter.com/ItUZ7IRwnb— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) June 6, 2024
時計台周辺地区再開発
時計台周辺のビルを確認すると築年数が多いビルがたくさんあります。
北海道経済センタービルに至っては1966年築ということで道新ビルよりも古いということがわかります。
こちらもタイミングしだいでは建て替えを検討していることでしょう。
時計台の写真を撮ると背景にあるビルですから景観という面では重要な場所になってきますね。
また中央区役所仮庁舎となっているビルは新中央区役所庁舎が完成し移転(2025年2月予定)となればその後は解体となる模様です。
引用:札幌市
大通公園から時計台がハッキリと見えるようになる日も遠くないかもしれません。
まとめ
北海道新聞社が新社屋へお引越しするのは2024年11月頃とのことなので、解体はそれ以後ということになります。
写真:大通東4に建設中の北海道新聞社新社屋
現北海道新聞社跡地の新ビル建設スケジュールはまだ未定ですが、解体や工事期間を考えると4,5年後になると思われます。
また中央区複合庁舎が完成することで2025年2月に仮庁舎からの移転が決まっています。
仮庁舎で使用しているNTT西2丁目ビルは1953年の竣工なので使い道がなければ解体となるでしょう。
また、経済センタービルや札幌市役所は建物が老朽化しているため今後動きがありそうです。
時計台周辺が大きな変革を迎える時ですね。