シマエナガ人気は2016年頃から
すっかり北海道の人気者として認知されている「シマエナガ」。
「雪の妖精」と呼ばれるように、冬になると愛らしいフワフワ真ん丸な姿とつぶらな目がキュンとさせます。
年中いる鳥ですが、冬毛のフワフワ時期がよりかわいらしいことで冬に注目されるんでしょうね。
シマエナガはスズメより小さくて、とても俊敏です。
クチバシから長い尾の先までの体長は約14cm、体重は約8g。
シマエナガはエナガの亜種で、正確にはスズメ目エナガ科エナガ属に分類されます。
日本国内では北海道にのみ生息しています。
日本で2番目に小さい鳥なんですって。
エナガ(柄長)という名前は長い尾をひしゃく(柄杓)の長い柄にみたてて江戸時代頃につけられたようですよ。
そんなに昔からいたのに注目され始めたのが2016年頃とは面白いですね。
シマエナガは寒くなればなるほど羽の中に空気を入れて膨らむことから、1年で最も寒い日とされる「大寒」がシマエナガの日として制定されました。
シマエナガ人気の火付け役
調べてみるとブームの火付け役は幾人かいるようで、その中の一人が小原玲さんというカメラマンの方でした。
1990年代にアザラシの赤ちゃんブームを巻き起こした方だそうです。
動物のかわいらしさもありますが、この小原さんのカメラの腕や視点がよかったからでしょうね。
地球温暖化の影響等でアザラシの写真が撮れなくなった時に出会ったのがシマエナガだったそうですよ。
2016年発売のシマエナガの初写真集です。
また、Twitterでフォロワーが48.8万フォロワーもいらっしゃる「ぼく、シマエナガ。@daily_simaenaga」さん。
被写体はシマエナガのみというすごい方。
シマエナガグッズもたくさん紹介されています。
札幌でシマエナガが見られる場所
札幌で野生動物は色々な場所で見ることができますね。
エゾリス、エゾシカ、キタキツネは、道民であれば何度も遭遇しているはず。
簡単に出会えないのはシマフクロウやシマエナガです。
シマエナガが1番見られる時期はやはり冬で12月から3月。
札幌市内の大きな公園であれば、だいたいは見られる模様。
円山公園、中島公園、豊平公園、西岡公園、野幌森林公園、旭山記念公園、真駒内公園、石山緑地、前田森林公園、天神山緑地、平和の滝等
ただし、シマエナガをスマホで撮るのはむずかしいです。
ハイエンドスマホやスマホ用の単眼鏡でも無理な感じ。
バードウォッチングされる方はみなさん一眼レフをお持ちですもんね💦
シマエナガに出会えたマップを公開されている方がいましたよ。
シマエナガホテル?!
かわいいシマエナガですが、本物を見るにはちょっと苦労しそうですね。
札幌市内では色々なシマエナガグッズやあしらった食べ物等があるので、そちらで癒されるという手もあります。
例えば、京王プラザホテル札幌は「シマエナガホテル」と検索してヒットするぐらい力をいれていますよ。
シマエナガルームもあり、クッキーやケーキもあり人気です。
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シマエナガの氷像もありましたよ。
1月20日はシマエナガの日みたいですよ。
京王プラザホテル札幌前のシマエナガの氷像はライトアップされてキレイですよ🥰 pic.twitter.com/CqpKNiK0VD— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) January 20, 2024
シマエナガグッズもたくさんありますね。
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それほど一生懸命さがさなくても100円ショップ等でもシマエナガグッズはたくさんありますね。
まとめ
いつの間にか大人気となっている「シマエナガ」について調べてみました。
かわいらしい姿はもちろん人気の理由の一つですが、日本国内では北海道にしかいないことや野生でなかなか見つけることができないことも人気の理由だと思います。
また、絶滅危惧の小鳥です。
シマエナガの生息地は主に落葉紅葉樹林や針葉樹との混合林なのですが、森林伐採や開発により安心して暮らせる場所が少なくなっていることが理由です。
シマエナガファンが増えるのと同時に保護活動も増えてきているようです。
観光地として人気の高い北海道ですが、シマエナガの生活に影響を与えないよう優しく見守る目が必要ですね。
美しく小さな「雪の妖精」シマエナガの存在が、実は北海道の自然に大きな影響を与えているということになります。
今後もシマエナガ人気はつづきそうです。