新さっぽろの「アクティブリンク」が完成
再開発が行われている新さっぽろI街区地区の「アクティブリンク」が2022年7月3日完成したので行ってきました。
まだ工事途中の建物もあるので今のところ人もまばらです。
そんな中ではありますが、アクティブリンクの外観は美しくて目を引きます。
建物は外側にあるたった12本の柱で支えられていますが、楕円にすることで絶妙なバランスをとっていて且つ構造的な合理性をもって建てられています。
想定外の外力が加わって万が一柱が一本損傷しても建物の崩壊にはつながらない耐震性が高い建物なんですって。
この柱と柱の間に空間ができることで開放的にもなりますし、他の建物と接続する際も邪魔になるものが少なくなり外観もシンプルに見えます。
更に内側はガラスだけで柱が一本もありません。
1周160メートルあり、お散歩も気持ちよくできる空間です。
そしてアクティブリンクには水平垂直がいっさいないということです。
どういうことかというと、3次元レーザー計測をつかって少し傾斜をつけていることで6カ所の柱の部分で雨水を流せるようにしたり、他の建物の形状を考えて素材がそれぞれ違うものを使用したり形を楕円の場所によって変更しています。
事前に10分の1の模型を施工したそうですよ。
アクティブリンクと接続する施設
アクティブリンクには、7つの建物が接続されます。
1.新さっぽろ脳神経外科病院 ⇒ 公式ページ
2.新札幌整形外科病院 ⇒ 公式ページ
3.交雄会新さっぽろ病院(記念塔病院)⇒ 公式ページ
4.Dスクエア新さっぽろ ⇒ 医療モール すでに開業済みのクリニックもありました
5.マンション「プレミストタワー新さっぽろ」(220戸完売) ⇒ 公式ページ
6.Dパーキング新さっぽろ駅前 ⇒
7.地下鉄新さっぽろ駅、JR新札幌駅 ⇒ 2023年10月には接続予定
駅への通路はホテル「ラ・ジェント・ステイ」(2023年7月開業予定https://lagent.jp/shin-sapporo/)と商業施設BiVi(2023年11月開業予定)へも接続されます。
駅への接続が最後になっているようで、現在は接続すると思われる場所はふさがれています。
絶妙な楕円形
新さっぽろI街区の再開発は、7つの敷地に4つの病院、タワーマンション、商業施設、ホテルを建設するプロジェクトとして立ち上がりました。
でも、バラバラに建てるのではなく何かつながりができないか。
そして、7つの敷地を空中でつなぐ円形のリンクが考案されました。
四角のプランの方が建設費を安く抑えることができますが、角ができるため歩行者のことや建物と建物のつながりやすさを考えて「楕円」の形になったそうですよ。
その楕円も道路の広さやそれぞれの建物の耐震や形を考えて設計されているんですって。
楕円形と言ってもたくさん形があると思いますが、最新の建設技術で絶妙な楕円で建築されているんです。
まとめ
アクティブリンクにつながる病院は2022年7月中旬頃から順次開院していきます。
ホテル開業が2023年春、マンション「プレミストタワー新さっぽろ」の入居開始が2023年7月頃となっています。
2023年じゅうには人の流れが少しずつ変わっていきます。
商業施設BiVi(地上5階建て約50店舗)が2023年11月に完成し、JR新札幌駅・地下鉄新さっぽろ駅と直結することで更に活気づいていくものと思われます。