新さっぽろ駅周辺で2019年秋頃から始まっている再開発事業はG街区、I街区の2箇所で進められています。
何度か足を運んでおりますので現在の様子を紹介したいと思います。
G街区
2021年4月から新キャンパスとなる札幌学院大学と札幌看護医療専門学校は、建物はほぼ完成しているようです。
あとは校舎前の通路や広場の整備のみといった感じです。
札幌学院大学の新校舎には、社会連携センターもあり様々な講義が行われ市民向けの講座も多数開講されます。
2階には300席ある多目的ホールや約10万冊がある図書館があります。
図書館は札幌学院大学江別校と一体的に運用するようで約60万冊の本の貸し出しサービスができるそうですよ。
学部については、2021年度に経営学部と経済学部を再編し新たな「経済経営学部」を新キャンパスにて展開予定。
また、大学院の地域社会マネジメント研究科も新さっぽろへ移転します。
2022年度には心理学部、大学院臨床心理学研究科と心理臨床センターを移転する予定。
段階的に生徒を江別校舎から新さっぽろ校舎へ移動させていくようです。
札幌看護医療専門学校は、2021年4月から新規に開校する専門学校です。
看護学科・臨床工学技士学科・歯科衛生士学科・視能訓練士学科の4学科。
オープンキャンパスでは釧路や函館、網走、北見等の遠方エリアの学生に対しても一泊付き宿泊プランを準備したり、学生寮なら無料で宿泊できるよう配慮したりと道内の広い範囲から学生を募集しています。
「北海道ハイテクノロジー専門学校」や「北海道メディカルスポーツ専門学校」と同じ系列校のため医療データやAI等のIT系も連携できるでしょうし、スポーツ医療やリハビリ分野でも活躍できる看護師が誕生しそうです。
新さっぽろ駅からすぐの利便性の高い場所で快適な新校舎、またI街区にたくさんできる予定の医療機関と連携教育ということで充実した学校生活を送れるのではないでしょうか。
I街区
I街区では、商業・宿泊・住居・医療中心の施設ができます。
2022年5月より順次開業予定で、病院の他にラ・ジェント・スティホテル、商業施設は北海道初出店となるBiVi、高層マンションは「プレミストタワー新さっぽろ」が建設予定です。
プレミストタワー新さっぽろは、すでにホームページもできており大規模複合開発プロジェクトの一つとして駅直結地上30階建て220戸と資料請求も始まっていますよ。
写真:プレミストタワー新さっぽろ 現地看板
I街区の中でも医療施設は、かなり充実しており4棟構成の医療系施設は以下になります。
A棟ー新さっぽろ脳神経外科病院
B棟ー新札幌整形外科病院
C棟ー記念塔病院
D棟ー医療複合ビル
現在はA棟の新さっぽろ脳神経外科病院のみ建物が見えています。
現地にあったマップに文字をいれてみました。
マップ上に赤色で◎としているのは上空通路(アクティブリンク)とありました。
空中歩廊で各施設を結ぶイメージです。
病院以外はまだ先ですが、共用の駐車場は建物の外観が見えていましたよ。
新さっぽろの今後
新さっぽろが副都心として最初に開発がすすめられたのは1970年代です。
大規模団地がつくられ人口は増えましたが、高齢化が進み厚別区の人口は減ってきています。
新しく学校ができることにより学生約2200人が新さっぽろへ通学するようになります。
若い学生が通学で街にくるようになれば、商業施設や周辺の変わってくると思います。
また、病院が複数できることにより国内の多くの人や外国人観光客が入ってくると想定しています。
また、分譲マンションには札幌市に隣接している江別市や北広島市から移住が見込まれます。
新千歳空港にも近いため海外や日本国内を行き来する方や、北広島市にできる日本ハムファイターズファンも検討するかもしれないですね。
また、進捗がありましたら新さっぽろの再開発の様子をお伝えします。