札幌-その他

データから読む札幌の現況 コロナ禍で変わる札幌

コロナウイルスの影響で私たちの生活や常識が少しずつ変わってきました。

そのことにより色々な物ごとの動向が変わってきています。

札幌市のデータからピックアップし、どんな現況になっているのかあげてみたいと思います。

地下歩行空間の通行量は増加傾向

札幌市は、毎日の通行量を札幌地下通路にあるICTを活用しビックデータとして蓄積しています。

天気やイベント情報と掛け合わせて人の流れ(通行量や方向)をセンサーで感知してにぎわいの創出や回遊性向上の取り組みをすすめています。

それが・・いまはコロナウイルスの影響もあり、出歩いても大丈夫かどうかの指標にもなりつつあります。

札幌市のホームページで毎日更新されていますが、10月・11月は減少傾向にあったものの12月に入ってからは2019年よりも人出が増加傾向にあります。

12月

引用:札幌市 2020年12月データ

土日は昨年よりも人出が少ないものの、平日は2019年よりも上回っていることがわかります。

不要不急の外出は控えてとは言われていますが、仕事や学校が普通にあると不要不急には該当しなくなってしまいますよね。。。

地下だけの通行量なので何とも言えませんが、まだ吹雪いたり大雪になったりした日はないので確実に昨年よりも地下歩行空間の通行量は増えていることになります。

12月のデータでは平均すると約15万人と読み取れますが、2020年3月に緊急事態宣言がでたときは、8万人以下~11万人の日々が続きました。

ICTデータ20203

引用:札幌市 2020年3月データ

3月上旬頃なので、まだ雪もありましたし降っていたことを考えるとお天気の条件としては同じような感じなのに、この差があるということは緊急事態宣言と今回の集中対策期間はまったく影響が違うことが考えられます。

イベントも中止されたり縮小されたりしていますが、通行量が昨年を上回るということはやはり一人一人の認識や慣れがあるのかもしれません。

観光客の動向データ

札幌市が発表している観光客の動向をみてみると、2020年3月から9月については外国人観光客がほぼゼロに近い状態。

長い間、増加傾向にあった札幌への観光客数が2020年に入ってからかなりと減り、Gotoトラベルによって少し回復しているのがグラフから読み取れます。

観光客データ

引用:札幌市

個人消費の動向データ

スーパーやコンビニ、デパートの売り上げは減少気味な一方で、ホームセンターは売り上げがあがり、マスクや消毒液の販売でドラッグストアは一時に販売額があがっています。

増加傾向

引用:札幌市

家にいる時間が長くなったことから家で快適に過ごせる様に家電や家具等を購入したり、ホームセンターで道具や部品を購入してDIYする人が増えたということがわかります。

“自分メイド”のオリジナルが作れるということで、おウチ時間を活用していた人が多いことを表していますね。

札幌市が公表している一部のデータからピックアップしてみましたが、普段はあまり見ないグラフもこのように注目していけば自分の行動と結び付けたり活用することができます。

地下歩行空間に人が多いのは寒くなってくると当たり前のことではありますが、感染対策と考えると多少寒くても外を歩くのが安全なのかもしれません。

リスクをどのように回避するかは、個人の考えかた次第です。

毎日、感染者や死亡者の数を報じるニュースだけでは正直疲れますし飽きてきます(;’∀’)

この機会に身近なデータに目を向けてみてはいかがでしょうか。