「2030年、札幌はこう変わる」~札幌駅・大通・新さっぽろの再開発3大プロジェクト~

新札幌2

2030年に向けて、札幌の街はこれまでにないスピードで生まれ変わろうとしています。

北海道新幹線の延伸をひかえる札幌駅、都心機能の強化が進む大通エリア、そして副都心として発展する新さっぽろ。

この3つのエリアでは数百億円規模の大型プロジェクトが同時に進行しており、未来の札幌の姿を大きく変えることになります。

札幌駅・大通・新さっぽろの再開発を“3大プロジェクト”としてわかりやすく整理し、2030年に向けた札幌の未来像を私目線でまとめてみました。

都市計画に詳しくない方でも読みやすいように、内容をできるだけ噛み砕いて紹介していきます。

 

札幌駅南口はどう変わる?北5西1・西2地区再開発で変わる街と暮らし

北5西1・西2地区の大規模複合開発とは

札幌駅南口の真ん前、旧エスタがあるエリアの再開発についてです。

再開発を進めるのは「札幌駅交流拠点 北5西1・西2地区市街地再開発組合」で、JR北海道をはじめ札幌市、JRバス、JRホテルズなどが共同で参画しています。

延べ床約38万㎡規模、2030年代にかけて段階的に進行していく再開発です。

用途としては、業務(オフィス)、商業施設、宿泊施設、バスターミナル、駐車場など多岐にわたり、多目的な都市拠点として設計されているのが特徴です。

さらに、地上43階 / 地下4階、高さ約245メートルという規模でタワービルが計画されており、道内でも非常に高い建築物になる見通しです。

要となる新幹線札幌駅が当初は 2023~2028 年の工期を想定していましたが、資材費の高騰やコスト増加を受けて2026年度の着工へ延期 が調整されているようです。

再開発は2段階方式に切り替えられ、先にエスタ跡地にバスターミナル・商業施設を建設し2030年に先行開業させ、その後に新幹線駅直結のオフィス・ホテル等を2034年度に開業させるスケジュールです。

その後の景気、資材高騰等も影響があるかもしれませんが、段々遅れが大きくなっていることから今度こそ工期完了時期が定まることを願います。

札幌駅前

新タワービル

引用:JR北海道

また、こちらとは別で、札幌駅構内の再開発もすすめられており札幌駅高架下新商業施設(旧パセオ)のテナント200店舗の募集枠にのところに300社が参加されたそうです。

札幌駅構内の商業施設は2028年度冬の開業予定となっています。

札幌駅工事中

引用:JR北海道

大通がもっと便利で心地よく。道銀跡地に生まれるあたらしいビル

札幌のど真ん中大通西4の道銀ビル跡地ですすむ再開発プロジェクトが大きな注目を集めています。

大通公園に面し、札幌駅前通沿いということでこれまでも多くの人が行きかうエリアでしたが、今回の再開発によって

更に魅力あふれる新しい街の顔へと生まれ変わろうとしています。

・地上36階、高さ185mの超高層ビル

・国際級ホテル+商業施設+エネルギーセンター

・大通公園とのつながり強化

これにより、さっぽろ雪まつりやオータムフェスト等が行われる大通公園では観光の中心がさらに機能的になります。

計画ではスタイリッシュな高層ビルで、上層階にはホテルとオフィス、下層階には商業施設。

ガラスをふんだんに使った外観は、昼は大通公園の緑を映し、夜は街の明かりに輝く存在感のあるデザインです。

札幌の新しいランドマークになりそうですね。

大通西4ビル

引用:平和不動産株式会社(PR TIMESより

広場や公園に面していることで「まちに開かれた空間」が整備されるのもポイント。

通勤・通学の人だけではなく、買い物や観光で訪れる人も気軽に立ち寄れるような居心地の良いスペースが増える計画です。

更に地下街と接続するため札幌地下鉄とのアクセス強化も進み、雨や雪の日でも移動しやすい「札幌らしい利便性」がさらにアップしますす。

大通西4再開発がどんな風に街の風景を変えていくのか、完成がまちどおしくなるプロジェクトです。

イルミネーション

引用:平和不動産株式会社(PR TIMESより)

新さっぽろ “副都心”が生活都市として進化する

新札幌の再開発はひと区切りついたように見えますが、実はその後も街はずっと進化を続けています。

再開発で生まれた大型商業施設や新しい住居エリアに加えて、古くなった建物の建て替えやリニューアルが進み、まち全体がさらに便利で歩きやすくなりました。

中でも注目したいのが、駅直結のまちづくりが広がったこと。

天気を気にせず買い物や移動ができるので、子育て中の家族や高齢の方にもやさしい環境が整っています。

空中歩廊で各施設がつながったことで、駅を中心に“ひとつの大きな街”のように回遊できるようになったのも大きな魅力です。

新さっぽろ

こうした環境の良さから、新札幌には新しく住む人が増えており、特に子育て世帯の流入が目立つようになっています。

保育園や教育施設、医療機関がそろい日常生活に必要なものが駅周辺で完結するのは、忙しい家族にとって頼もしいポイント。

自然も多く、ほどよく落ち着いた住み心地の良さも人気の理由です。

再開発で生まれ変わった“新しい新札幌”は、利便性と暮らしやすさの両方がそろったエリアへと成長中。

これからも建て替えや新しい商業施設の登場が続き、さらに魅力的な街になっていきそうです。

新札幌2

2030年、札幌はどんな都市になっている?

2030年の札幌は、今よりもっと便利で歩きやすくそして暮らしやすい街になっているはずです!

ここ数年で大きな再開発が進んでいますが、その多くが2030年頃には落ち着き、新しい街並みが完成している予定です。

まず期待したいのは、都心の“つながり”がよくなること。

歩行者デッキや地下通路がさらに充実し、雨の日や冬でも移動しやすい「回遊できる街」に進化していそうです。

札幌ならではの地下空間がもっと便利になり、観光客にも市民にもやさしい中心部になっているのではないでしょうか。

札幌中心部だけではなく新さっぽろや桑園、創成川周辺など、今以上に住みやすいエリアとして注目されるでしょう。

また、商業施設はショッピングだけでなく、体験型やエンタメ要素を備えた“長く楽しめる場所”に変わっていきそうです。

札幌駅の大規模商業施設や大通〜すすきのの再整備によって、エリアごとの個性もさらに強まります。

北海道新幹線の札幌延伸が近づくことで、観光都市としての魅力もアップ。

都市と自然が近い札幌ならではの楽しさが、もっと多くの人に届く未来が広がっている・・はず(私の考えです)

2030年の札幌は、いまよりちょっと便利で少しワクワクが増えて、暮らしやすさもアップした“完成度の高い都市”になっていると想像します。

そんな未来を想像すると、これからの変化がますます楽しみになりますね。

AIAIに「札幌のミライ」を描いてもらいましたが、ハルシネーション(幻覚)がたくさんあります💦わかる人にはわかるかな?でも、キレイな景色♬楽しいですね^^
(札幌駅/新さっぽろ/道銀ビル跡地)


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ABOUTこの記事をかいた人

札幌市の再開発の状況や、建物や空地の土地情報、新店舗等に札幌の色々な話題を発信していきます。 建築知識のない素人なので難しい建築用語はなく簡単な言葉で書いております。 新しい建物や店舗、公園やシンボルとなるような建物はつい目がいってしまい、色々と情報を得てはワクワクしています!