札幌-再開発

古今が混在する街並み「狸小路」150周年を迎え変わりない賑わい

狸小路は150周年

「狸小路」という名称が生まれたのは明治6年(1873年)。

2023年は150周年を迎えました。

札幌の商店街の中では一番長いこと間違いないでしょうね。

そしていつの時代も多様性にあふれていたのが「狸小路」です。

老舗から新店舗まで様々なお店がひしめいており、楽しみはつきません。

更にいつもどこか工事中のところがあるというのも面白い。

ディープな狸小路をみていきましょう。

狸小路1丁目

狸小路1丁目は創成川通りに面しており、二条市場がすぐ近くにあります。

狸小路1丁目と二条市場の間にある「狸二条広場」はイベントも多い場所です。

昔からある店舗等もあり懐かしむ人も少なくありません。

名取川靴店

名取川靴店は90周年ですって。

裏通りもあり狸小路ならぬ狐小路もあったとか。

古き良き雰囲気が残っており、ノスタルジックな気分になります。

狸小路1

狸小路2丁目

狸小路2丁目に2022年にできた「狸COMICHI」が1周年を迎えました。

北海道各地の美味しい料理が1つの建物の中にあり、複数店舗を見て周るだけで楽しくなりますよ。

狸COMICHI

移転つづきだった狸神社の狸地蔵も今度は安定して鎮座しています。

狸地蔵

刃物専門店「宮文」は、昭和2年(1972)年創業なんですって。

4000種類以上もの品揃えがあり外国人にも人気ですよ。

宮文

2023年9月にはヴァィアンプライム大通がオープンしました。
露天風呂付大浴場もあり人気がでてきましたよ。
ヴィアンプライム

狸小路3丁目

札幌駅前通と狸小路が交差する十字路に「モユクサッポロ」が2023年7月に誕生し、同時に都市型水族館「AOAO SAPPORO」もオープンしました。

モユク内にできた「きたキッチン」や「OMOTASE-HONPO」「キラキラドンキ」等たくさんの店舗が賑わいをみせていますよ。

https://sapporokara.com/2023/06/29/aoao-sapporo-nairan/

狸小路4丁目

メガドンキ等様々なお店がひしめく狸小路の中心部といえる狸小路4丁目。

ドンキ

2023年の狸まつりではアーケードに光の演出がありましたよ。

お土産屋さんも多いのでたくさんの外国人が見られますね。

こぶしや

狸小路5丁目

中心から通り一本離れても狸小路の賑わいはつづきます。

暫定として、新しいビルができるまで開放されていた「空き地」ですが冬の間はどうするのか今度見に行ってみますね。

狸小路横丁がリニューアルして、カジュアルで入りやすい雰囲気になっていますよ。

ホテルやマンションもあり、人気店も特徴的なお店もたくさんあります。

ラーメン吉山商店

狸小路6丁目

狸小路6丁目までくれば観光客はいないだろうとおもいきや周辺にホテルもあるためか、結構大きな荷物を持っている方や出張と思われるビジネスマンがいらっしゃるんです。

でも、ここまでくると地元の方が飲みに行くような面白いお店もちらほら出てきます。

SEIS

狸小路市場

狸小路市場はディープないい感じでしょ♪

狸小路市場

老舗の新倉屋。

新倉や

アガタ薬局は、薬局なのに曜日によっては美味しい菓子パンを売っているんですよ^^

薬局パン

札幌市民出資のNPOの映画館である「シアターキノ」も狸小路6丁目にあります。

シアターキノ

狸小路7丁目

そして一番端の狸小路7丁目は、レトロなアーケードでこれがまた魅力的にみえます。

狸小路7丁目

狸小路7丁目内には合計57店舗ものお店があるんですよ。

個性豊かで魅力的なお店がいっぱいあります。

ヤマダモンゴル

人気店もありますが、新たな店舗の発見もあるかもしれませんね。

お店

狸小路7丁目をもっと詳しく知りたい方は「狸小路ガイドマップ」をのぞいてみるといいですよ。

まとめ

札幌狸小路商店街は道内で最も古い商店街のひとつです。

狸小路1丁目から7丁目までは900mの長さがあります。

1丁目から6丁目の全蓋アーケードは二代目で昭和57年完成のものです。

その後2002年(平成14年)にアーケードの大改装が行われ、2014年には照明器具のLED化、防犯カメラやLED掲示板が整備されました。

7丁目のみ昭和レトロな雰囲気が残りますが、あえて建て直ししなかったそうです。

150年もの間、新陳代謝を繰り返し現在もにぎわっている狸小路商店街。

若者向けのカフェやアパレル、老舗の映画館から衣料用品店、飲み屋、雑貨や等様々な顔を持っています。

どんなところかと聞かれても一言で言えない程、世代も問わずだれでも楽しみを見つけられる場所だと思います。