札幌の”暑い夏”気温上昇の理由
最近、暑すぎる日が続いたり、急な大雨が増えたりと大気が不安定なお天気がつづく札幌。
世界中で見ても強い台風や大雨、逆に雨が降らなかったりと気候変動の影響による災害はふえているようです。
この気候変動の原因と考えられるのは皆さまご存じ「地球温暖化」。
将来、地球の気温はさらに上昇して、私たちの生活により深刻な影響を与えると考えられています。
札幌市の平均気温は100年で約2.5度上昇しているそうです。
このまま地球温暖化が進むと21世紀末には約4.9度上昇してしまうそうです。
今より5度あがるって・・・考えたくないですね。💦
遠い未来なんて思うかもしれませんが、このままだと2030年度にも気温上昇が約1.5度も上がってしまうようです。
だから2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにしようっという運動が活発なんですね。
札幌市でのエネルギー対策
札幌市の温室効果ガスの排出量は2012年から減少していますが、植林などにより吸収できる量よりまだ多い状態です。
この図がとってもわかりやすいですね。
こんなに自然いっぱいな北海道でも、札幌市の温室効果ガス排出量だけで、北海道が1.2倍もないとダメなんですね。
北海道全体の排出量ではなく、札幌だけの排出量ってことなので・・・これはゼロにするにはとても大変なことですね。
・家の断熱性能の向上や、効率的な暖房・給湯器への転換
・光熱費の見える化
・エコリフォーム補助制度
・太陽光発電設備
・次世代自動車導入支援(公共交通機関の利用) etc・・
こうして上げ見ると色々やっていますね。
広くて自然いっぱいな北海道だからこそ再生可能エネルギーもゼロカーボン北海道のために実現させていくんでしょうね。
札幌市内に水素ステーションも
まだ動きはありませんが、旧札幌中央体育館跡地に「水素ステーション」ができる予定です。
二酸化炭素を排出しないエネルギーで動く燃料電池自動車(FCV)の充電ができる場所を各所に設置して普及させたいと考えている模様です。
どれくらい先になるかわかりませんが、札幌市内に水素サプライチェーンを創っていく予定です。
ヒートアイランド現象も
札幌市は局地的な気温の上昇も見られるそうです。
そのほとんどが「ヒートアイランド現象」と呼ばれるものになります。
簡単にいうと「都市部の気温が周辺と比べて高くなる現象」をいいます。
高層ビルや高層マンションがあり涼しい風を遮ってしまったり、たくさんのエアコン室外機で周辺の温度を上げてしまったり、気温上昇を抑える自然が少なかったりするためと言われています。
現在は札幌市内は再開発が活発ですが、そういった環境への配慮もして建てられています。
でも、札幌は冬の最低気温がこの約150年の間に6度も上昇しているそうです。
確かに自分が子供の頃はもっと寒かった記憶があります。
小学校のグランドにスケートリンクがありました。
いまの気温だと保持できないかもしれないなぁと思ってしまいます。
札幌の都市化が急速に進んで冬の最低気温もヒートアイランド現象で進んでしまったのかもしれません。
まとめ
先日、北電本店の裏側で「TESLA」と書いた充電スタンドを初めて目にしました。
未来の電気自動車の充電スタンド?テスラの車は買えるの?
全く知りませんでしたが、こういった場所がどんどん増えてくるのでしょうね。(2023年1月に試乗会があった模様)
札幌の”暑い夏”と感じても夏の最高気温は気温上昇の傾向は現れていないみたいですよ。
朝はまだ涼しいですし、札幌都心部も緑豊かな場所もあるのでそれもあるのかな。
道外の方がいらしたらやはり「涼しい」っていいますしね。
「暑い、あつい」って言っているのは贅沢なのかなと思う今日このごろ💦