札幌中央区役所、仮庁舎へ移転
以前から予定していました札幌中央区役所の仮庁舎移転が2021年12月から2022年1月に決定しました。
日程は課ごとに異なりますが、大きく3度に分けて行われます。
・令和3年12月20日(月曜日)
中央保健センター 健康・子ども課 仮庁舎5階へ
中央保健センター 健診フロア 仮庁舎4階へ
・令和3年12月27日(月曜日)
地域振興課 仮庁舎4階へ
・令和4年1月11日(火曜日)
総務企画課(庶務係・選挙係) 仮庁舎4階へ
保護一・二・三課 仮庁舎3階へ
総務企画課(広聴係) 仮庁舎2階へ
保健福祉課保険年金課戸籍住民課 仮庁舎1階へ
仮庁舎は大通西2丁目NTT東日本西2丁目ビルで、時計台や札幌市役所近くとなります。
新中央区役所のイメージ
そして現在の中央区役所の解体後に新しい施設を建てますが、そのイメージパースも公開されています。
引用:札幌市 中央区複合庁舎の外観パース
提案したのは落札者の大成建設グループ。
地下2階、地上6階で高さが32m。
時計台の様に上の板の下端を下方の板の上端に羽重ねにして張る方法で「下見板(したみいた)」をモチーフとしたデザイン。
エントランスには道産木材やレンガを活用し、災害に強い感染症にも対応した庁舎とのこと。
3階から6階が中央区役所と保健センターになる模様で階層は以下。
5,6階 中央区役所
4階 検診フロア
3階 窓口フロア
1,2階 区民センター
1階 物販施設
地下1,2階が駐車場 約150台分
3階の窓口フロアは、コの字型で混雑時もすぐに見て確認できる広々とした空間を造る模様。
災害時における電力や水の確保、免震による揺れの制御、換気機能や除菌脱臭装置などの考慮もされています。
グリッド(格子)を使った建物って厳格な感じがして、且つイメージ図を見るとガラスがたくさん使われていますので役所の透明性という意味でも換気がしやすいということでも良いと思います。
2016年にできた白石区の複合庁舎ともイメージが違って、面白いです。
写真:白石区複合庁舎
現在の中央区役所の解体は、2022年1月10日の3回目の移転が完了した後に約1年かけて行われ、2023年1月には新庁舎の建設に着手する予定。
新中央複合庁舎が完成するのは2025年1月となっています。
やっと決まった移転、改築
中央区役所の老朽化による改築は、かなり前から決まっており仮庁舎への移転の話をすすめる段階まできていました。(GO)
ところが2019年11月にに急きょ2020年東京オリンピックのマラソン・競歩の会場が札幌になると発表されました。
札幌市は、大通公園内にオリンピック運営の陣をとる場所を考え「NTT西2丁目ビル」を使用することに決定。(STOP)
中央区役所の移転が一時遠のきました。
がしかし、コロナの影響でオリンピックが延期となりNTT西2丁目ビルが使えるようになったことから、再度動き出すことになりました。(GO)
色々と翻弄されての移転改築となりましたが、今度こそはGOサインでてますね。
イメージパースからはつかめない隣の札幌プリンスホテルとの調和・バランスもどのようになっていくのか楽しみです。