札幌駅前再開発まとめ
2023年8月末をもってエスタが閉店し、札幌駅前再開発はこれからますます加速していきます。
街並み形成、基盤整備、機能集積、環境配慮・防災等と新たに札幌駅周辺を再開発するには課題が盛りだくさんです。
札幌市としては「世界へつながる札幌の新たな顔づくり」と世界に目を向けて再開発しています。
でも・・難しいことはおいといて💦、札幌市民としては街並みや施設がどのようになっていくのかに興味がわきます。
もちろん、最先端の都心モデルを実現したり環境にやさしく災害に強いことで市民の生活や観光客の快適さにも影響はありますが、まずは普段の生活にどのように影響するかが大事。
メディアで情報が小出しに発信されて結局はどんなふうになるんだろう・・・と混乱もあるはず。
いまのところ計画・検討されている札幌駅前再開発をまとめてみました。
札幌駅南口の将来のイメージ
札幌駅南口の新タワービルは、現在のJRタワー(高さ173m)を大きく上回り道内一の高さとなる地上43階建て(高さ約245m)となります。
2023年度の着工、2028年度の竣工をめざしています。
JRタワーの南東側北5西1にそびえ建つ新タワービルのイメージ図です。
現在、青空駐車場になっている場所に建設予定です。
そして現在エスタのある場所には、ガラス張りに斜めに横切るラインのあるスタイリッシュなビルができます。
この二つの建物がメインとなり、新幹線札幌駅と在来線札幌駅をつなぎます。
側面側から見ると、新タワービルには高級ホテルやオフィス、商業施設、そして新幹線改札があり待合アトリウムがあります。
そしてエスタ跡地にできる建物にはタワービルとつながった2階貫通通路があり、商業施設やスカイガーデンもあります。
スカイガーデンには噴水の様な水場もできる模様ですよ。
上から見るとバスターミナルと待合アトリウム3つのつながりがよくわかりますね。
各アトリウムはガラス張りで光を取り入れていますし、北5条通りにも緑がいっぱいの歩道が計画されており気持ちのいい空間が広がります。
そして41階から43階にできる展望施設には、新タワービルのアイコンとなるようなガラスボックスが設置予定なんですよ。
道内で一番高い展望台になるので冬でも寒くならない配慮はもちろん、イメージ図ではすべてガラス張りなのでちょっと怖いくらいの展望が味わえそうですね💦
新幹線、地下鉄、バス、タクシープールもでき交通結節点となります。
待合アトリウムが3つでき、重層的かつバリアフリーな歩行者ネットワークが実現します。
創成川方面にはデッキも
北5西2(エスタ跡)→商業施設+バスターミナル
北5西1新タワービル →バスターミナル+オフィス+ホテル+商業施設
となりますが、連続した形で北5東1を結ぶ横断デッキができる予定です。
創世川横断デッキについては幅6メートル、全長60メートルで壁や屋根を設置ということでイメージ図があがっています。
ただ、北5東1にできる建物やテナントについてはまだ触れられていません。
札幌市としては創成川を越えた地区にも賑わいを波及させたいと考えています。
北5東1にできる建物等によって、この創成川横断デッキの利用率が決まってきそうですね。
まとめ
札幌駅は南口目の前の北4西3(旧西武跡地)の再開発もひかえています。
また、北口側も長い間工事が続いておりますが、囲いがあるため様子を知ることはできません。
北口はまだ完成イメージの様なものもなさそうです。
相次ぐ商業施設の閉店、開店に周辺ビルの建て替え。
札幌駅南口の再開発は2028年度完成予定です。
エスタは2023年8月31日閉店、札幌バスターミナルは9月30日に閉鎖となる予定。
※バス停は仮バス停が配置される模様です