道銀ビル・新大通りビル一体再開発
大通西4丁目の道銀ビル・新大通ビルの一体再開発が発表され早2年。
1951年に竣工し、戦後の北海道経済に大きな役割を担ってきた銀行ビルです。


隣の新大通ビルと一緒の再開発ということで、大通西4丁目が大きく変わります。
2028年竣工ということは2024年にも取り掛からなくてはいけない規模です。
建て替え後の新ビル
新しく予定されているビルは、高さ185メートル、地上34階、地下3階建てで高層階が高級ホテル、中層階がオフィス、低層階に商業施設が入る予定。

隣の温度計がある「明治生命ビル」を見るとわかるように今よりもかなり高い大規模なビルになります。

屋外テラスには融雪機能を備えて、冬でも景色を楽しめる模様です(完成イメージ図)
冬でも屋外で融雪された道があり、雪景色をみられるなんてちょっと不思議な感じがします。(大雪が降ったら閉鎖かしら?💦)
大通公園やテレビ塔を少し高いところから見られるなんて素敵ですよね。

また、大通公園の目の前に建てられるため緑の配置をして視界的なつながりを確保。
ガラス張りのアトリウムやテラスを設けて新たな滞留空間をつくります
これにより大通公園の魅力向上にもつながります。
もちろん地下直結となりますので、地下鉄南北線ホーム階への接続も予定されているようです。
そして最近は札幌市内で複数入ってくる予定ですが、ハイグレードホテルを整備予定。
更には帰宅困難者受け入れ施設や備蓄倉庫の整備もされる模様。
低層階には商業施設も入り、地下には駐車場と盛りだくさんの機能をもつ最新ビルとなる予定です。
テナントが減った案内板
2023年7月現在はテナントが少なくなっており、着々と準備が進められているようです。

道銀ビル及び新大通ビル共に移転したテナントがあり、案内板はさみしい状態になっています。


また、ビル内にあったATMが地下鉄東西線コンコースへ移設されています。
道銀ビルは解体前にまずはATMの移設をした模様ですよ。それ大事!🙄
地下鉄東西線の改札近く(前に郵便局のATMがあった場所)に新しいATMができていました。
2024年着工なら解体着手も年内かな・・・https://t.co/GogJsWlIXw pic.twitter.com/t68o91QEsY— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) June 6, 2023
地下鉄出入口
道銀ビル、新大通ビルの地下からの出入り口は3番、4番、9番と3つあります。

写真:新大通ビル3番出入口

写真:道銀ビル4番出口

写真:道銀ビル9番出入口
更には道銀ビルの裏側からも入れることで利便性がとてもいいんですよね。

これらの地下との出入口を一度に閉鎖というのは考えにくいので徐々に工事を行って順次通行止め等にしていくのではないかと思います。
冬は特になるべく地下で移動したい方が多いと思うのでせめて冬場の工事はさけてくれないかなぁと勝手な願望があります。
道銀ビル12階にある「らいらっく食堂」は道銀の社員食堂ですが、一般の方も入れます。
シンプルで素朴な感じが好きなんですよね。
まだやっているなら行っておきたいなぁ(食べログでは掲載保留になってました💦)

まとめ
1951年に竣工し、戦後の北海道経済に大きな役割を担ってきた道銀ビル。
もう70年以上も経っている訳ですからかなり重厚な造りなんですね。
その後継となる新しいビルもこれから未来に向けて長く使用できるよう時間をかけて造られていきます。
道銀本店の仮移転先も気になるところです。
多少不便な時期はあるかもしれませんが、長い目で見て札幌都心部のど真ん中にできる新しいビルを心待ちにしましょう。