札幌市の人口2022
札幌市の住民基本台帳に基づく2023年1月1日現在の人口は2年連続で減少とのこと。
少子高齢化の波で、札幌も人口が減るよと言われ始めたのが2017年頃からですが、社会増が上回って2020年までは増加の一途をたどっていました。
でも、やはり自然減には逆らえずですね。
2019年1月1日 1,967,017人↑
2020年1月1日 1,970,961人↑
2021年1月1日 1,973,288人↑
2022年1月1日 1,972,381人↓
2023年1月1日 1,971,225人↓
自然減の影響は大きいですが、いままで続いていた転入超過が少なくなってしまったのはコロナの影響も少なくないと思います。
ちなみにピークは2021年5月1日の1,975,687人と、200万人都市まで約25,000人届かず減少に転じました。
男女別にみると、ずっと昔から女性が多い街なんですよ。
年代・区別の人口
札幌市内の区は10地域。
中央区・北区・東区・白石区・厚別区・豊平区・清田区・南区・西区・手稲区の10地域。

このようなグラフはSMART CITY SAPPOROで確認することができます。
グラフからどの区も女性が多いのがわかります。
また全国の人口統計と同様で、70代の団塊世代、その子供の40代、50代団塊ジュニアの占めている層が多いのが明らかです。
中央区より北区や東区の方が人口が多いことや、清田区が一番少ないこともグラフから読み取れますね。

区別人口は分譲マンション需要で二極化
10区別の人口をみていくと、マンション需要の高い中央区、豊平区、西区の3区が増加しているのがわかりました。
南区、清田区、厚別区が人口減少。
でも、「札幌市まちづくり戦略プラン」では、地域交流拠点として、清田(清田区)・新さっぽろ(厚別区)・真駒内(南区)もあげられています。
ただ、大型分譲マンションの建設を見てみると、やはり中央区・北区・東区・西区と地下鉄駅やJR駅がある場所を基準に建てられていますのでどうしても人口が偏ります。
また、世帯数から見ていくと、1世帯当たりの人員が1.77人と一番少ないのは中央区。
一人暮らしが多いことも影響しています。

まとめ
各市町村とも人口を増やすための施策を行っていますが、全国的に人口減少しているのだから取り合いになりますよね💦
若手人材の不足や無居住地の増加等さまざまな課題が生じています。
47都道府県のうち人口増加がみられたのは7都県にとどまっているそうですよ(2018年調べ)
北海道の人口ももちろん減少しています。
東京都には全国人口の10%が住んでいる計算になるんですって。
札幌は今、人口減少の未来の影響を予測して企業誘致を行っています。
中・長期的には人口減少の影響が各企業の課題を超えたものになると考えているからです。
企業の影響は地方経済の縮小につながってしまいます。
今後も札幌の人口は減少していく見込みですが、それは高齢者の自然減なのか若者札幌を出ていく社会減となるのか、その理由をしっかりみていきたいです。
