札幌市図書・情報館にマンガを核としたライブラリー検討
札幌市では「さっぽろ読書・図書館プラン2022」を策定しました。
基本理念は「市民の生涯にわたる学びや創造的な活動を支える」とのこと。
2018年10月に札幌創世スクエアにオープンした札幌市図書・情報館は、年間のべ100万人の来館があるとのこと。
「WORK」「LIFE」「ART」に分けられ課題解決に役立てるための図書・情報を提供し、「貸し出ししない図書館」として注目されました。
ここに、幅広い年代が楽しめる「マンガ」が加わる模様。
現在、試験的に図書・情報館でもマンガを扱い始めているようですよ。

北海道を題材にしたマンガ
全国には公共の図書館でもマンガを扱っているところも多いです。
でも、札幌市が考えているのはマンガの本そのものだけではなく、原画等の歴史・文化的な価値があるものや文化資源、観光資源としても注目しているようです。
札幌市の新たな強みとなる産業を育成していくという点でも好影響を与えるのではと期待されています。
北海道を題材にしたマンガって結構ありますよね。
「ゴールデンカムイ」「動物のお医者さん」「波よ聞いてくれ」
「僕だけがいない街」「青空エール」「うしおととら」
「牛のおっぱい」「うっしーとのひび」「高校デビュー」
「君に届け」「銀の匙」「テセウスの船」「シュマリ」
「チャンネルはそのまま」「最終兵器彼女」「北の土竜」「王道の狗」etc…
まだまだあると思います。
ちなみに全国の公的な図書館においているマンガで一番多いのは「動物のお医者さん」だそうです。
実際にこれをみて獣医さんを目指したって人もいるくらいですもんね。
(「動物のお医者さん」のチョビがかわいい)
課題解決型図書館にマンガ?!
札幌市図書・情報館は、「本を貸し出さない」というスタイル・課題解決型図書館としています。
貸し出ししない図書館ってどんな感じだろうと思っていましたが、いつも見たい本があるので私も結構な頻度で通っています。
「この続きを見たいのに長い間、貸し出し中だ!自分の番はいつ?💦」
なんて悔しい思いをしなくていいんですよ。
そこに”マンガ”が加わることは歓迎なのですが、課題解決型図書になるのかどうかが疑問です(笑)
更に公共の図書館なので、過激なものはおかないでしょうね。
「キングダム」「ベルサイユのばら」「信長協奏曲」「チェーザレ」のような歴史マンガもいいですね。
「ゴールデンカムイ」は結構グロさもあったような・・・
公的な図書館だけに、描写によるマンガの選択が難しそう。

まとめ
「マンガを核としたライブラリーやミュージアム」、なんだかワクワクしてしまうのは私だけではないはず。
札幌図書・情報館は、「WORK」「LIFE」「ART」の区分だけでは、子供と一緒に行けないのが残念でした。
ただ、とても静かで心穏やかでいられる空間が保たれているのはうれしいのですけどね。
マンガ区分を作るならぜひ別フロアにお願いしたい(笑)
アニメやマンガのおかげで聖地巡礼で潤った地域もあるので、観光資源として利用するのはとてもいいと思います。
この企画について札幌市の公募型企画競走も実施されておりすでに終了しているので、もう少しで新しい展開がみえてくるかもしれませんよ。