札幌-再開発

道銀ビル・新大通ビル一体再開発で建て替え 新ビルが2028年に竣工予定

道銀ビル・新大通ビル一体再開発

かねてから予定されておりました大通西4丁目の道銀ビル・新大通りビルの一体再開発の詳細が発表されました。

道銀ビルは、1951年に竣工し札幌駅前通りと大通公園が交差する場所にあり、戦後の北海道経済に大きな役割を担ってきた銀行ビルです。

道銀ビル

地下鉄駅直結、北海道銀行が入っていることで使用している札幌市民も多いはずです。

老朽化のための建て替えになります。

隣にある新大通りビルも1979年にできたビルなので、こちらも老朽化のため同時再開発となりますのでかなり大きな規模になる予定です。

道銀ビル新大通りビル

札幌のメイン通りとなる札幌駅前通りと大通公園の交差する場所ということで注目度はかなり高く、交差している4カ所での新ビルとしては最後の箇所ということがわかります。

大通西4丁目マップ

建て替えの新ビルは2028年竣工予定

新ビルは事務所・ホテル・商業施設の複合ビルとなります。

地下3階、地上34階で高さは約185m。

札幌駅前のJRタワーが高さ173mなのでそれよりも高いことになります。

札幌駅前も高層化していく予定ですが、大通りもそうなんですね。

新道銀ビル

引用:平和不動産

でも、大通公園の真ん前ですから圧迫感がないように地上、地下、低層共にテラス等の滞留空間を計画しています。

もちろん地下直結ですので、歩行環境やビジネス空間としてのオフィスも最新のものを整備すると思われます。

また、ホテルも国際水準のハイグレードホテルを整備予定。

新道銀ビル

引用:平和不動産(あくまでも2022年現在の予定イメージです)
新道銀ビル

引用:平和不動産

イメージ図を見ると地下鉄南北ホームへの接続や下層階にアトリウムやにぎわい施設があることで市民や観光客にも利用できる場所になりそうです。

もちろん、防災機能や帰宅困難者受け入れ施設・備蓄倉庫等の整備もされています。

2024年に着工2028年に竣工予定

道銀ビルと新大通ビルの敷地は合わせて5030㎡あります。

2022年度中に都市計画決定と2023年度に事業認可を得られれば2024年度には着工する予定です。

地下鉄出入口がある関係でしばらくの間、使用できなくなるかもしれません。

新大通ビル 道銀ビル出入口

ちょっぴりレトロ感も残る道銀ビルですが重厚感がありまだ使用できそうな気もします。

まとめ

最近は札幌駅前再開発が注目されることが多かったですが、大通駅周辺も動きはじめました。

札幌駅前はパセオ、エスタが閉店、大通駅周辺は4プラ閉店済、ピヴォ閉店予定となっています。

新ビルの「にぎわい施設」が商業施設にあたるのかどうかは微妙ではありますが、注目していきたいと思います。

またホテルも札幌駅前の新タワービルには「マリオット」、旧HBC跡地には「ハイアット」、現在計画が一度流れてしまった中島公園のパークホテルは「ヒルトン」になるといわれていました。

外資系の高級ホテルが札幌に入ってきたら札幌の観光客の客層やホテル業界マップも大きく変わるのものと思います。

身近なところでは現ビルの解体や新築に使用する地下鉄への出入口も完全閉鎖なのか、少しずつ工事を進めていくのかによって通勤・通学の人の流れも変わってきますね。

札幌の中心部で注目される大きな再開発の1つです。