跡地に何ができるのか
札幌市内でたくさんの再開発が行われていますが、建物が解体された跡に何ができるのか決定・発表されていない土地もあります。
民間企業の土地であれば、解体前から計画されていることが多いですが、国や公共団体が持つ土地は特に利活用を考えてからの計画となるので時間がかかる傾向にあります。
その中でも2018年9月に閉館した「ニトリ文化ホール(旧厚生年金会館)跡地」と「NHK札幌放送会館跡地」について2022年度内に方向性を固めることになりそうです。
ニトリ文化ホールは解体から約2年程経っています。
NHK札幌放送局跡地は新しい札幌市役所が検討されていましたが、ここにきてやっと確定となるかというところです。
ニトリ文化ホール(旧厚生年金会館)の利活用
さっぽろ芸術文化の館(芸文館・愛称ニトリ文化ホール)は、北1西12にあった客席数2300席のホールと宿泊施設、会議室等があった建物です。

撮影:2018年
1971年 北海道厚生年金会館として開館
2009年に「さっぽろ芸術文化の館」と名称変更
2010年にネーミングライツで愛称「ニトリ文化ホール」に
2018年に老朽化のため閉館
跡地には「札幌博物館」や「MICE施設」の様な計画がありました。
コロナの影響で集客交流施設の需要に変化が生じているため立ち消えとなり、長い時間が経ってしまったものと思われます。
かつては名だたるアーティストがコンサートを行ったので40代以上に方は思い出がある人も多いはずです。
解体時は囲いがなかったためすべてが見えてさみしい気持ちになりました。

撮影:2020年10月
跡地にはニトリ文化ホールと同様、市民の身近となるような建物を建ててほしいですね。
NHK札幌放送会館跡地には新しい札幌市役所?!
札幌市役所本庁舎の建て替え候補地として検討されているのが、NHK札幌放送会館跡地です。

撮影:2021年11月
旧NHK札幌放送局、ほぼ解体が終了してました。 pic.twitter.com/V39yPzyuUR
— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) April 15, 2022
もしも旧NHKの跡地に市役所ができれば、札幌市民交流プラザが目の前にあり市民ホールとも隣接し、市の職員には便利そうですね。
地下通路もできるかもしれません。

まとめ
コロナはまだ終息とは言えませんが、かつてあった計画に見直しや修正が入り、再開ということになりそうです。
新しい市役所ができるとなると公共機能の移動にかなりの時間を要することになるでしょうね。
大通東1丁目、2丁目の再開発も停滞していてなかなか計画どおりにはいかない模様。
個人的にはホテルオークラ跡地も次は何になるのか気になります。
跡地に何ができるのか、NHK札幌跡地・ニトリ文化ホール跡地以外の場所も追っていきたいと思います。
