赤レンガ庁舎のリニューアル工事再開へ
北海道のシンボルの一つとなっている「赤レンガ庁舎(北海道庁旧本庁舎)」は、重要文化財として国の指定をうけた歴史的建造物です。

1968年の復原工事から50年以上が経過して老朽化がすすみ耐震改修を含めた大規模改修を行うこととなり最初は2019年より3年半程かけて進める方針でした。
ところが2019年11月、急きょ2020年東京オリンピックのマラソン・競歩の会場が札幌になると発表。
そのため、マラソンコースに北海道のシンボルを全世界に発信できるチャンスととらえ工事中ではあるけれどもオリンピックの時期は囲いを取るという選択をしていました。
そしてコロナ禍に突入で、2020年オリンピック中止(><)
2021年になりやっと東京オリンピックマラソンが終了し、改修工事再開となります。
2018年の北海道命名150周年を記念して歴史的価値を保存する意味でも改修工事を行うきっかけといわれていますが、そこから4年も経ってしまいました。
工事中も親しみもてる場所へ
工事にあたり伐採するイチイやアカエゾマツなど約60本の樹木を輪切りにして無料配布等を行う模様です。
ちょっとうっそうとしている所が、赤レンガ庁舎前庭の魅力でもあったのですがかなり前庭が変わってきそうですね。
2022年10月には庁舎中央にある「八角塔」の補修も見学できる施設ができるようですよ。

見学施設は3階建てで高さ18メートル、延べ床面積500平方メートルで八角塔を一時的に取り外して補修し、工事の様子をガラス越しに見える施設の様ですよ。
赤レンガ庁舎の北東側にできるということなので北海道庁と前庭池の間くらいではないでしょうか。
また仮囲いから本囲いになり、どんどん囲いが高くなっていきますが2022年4月には高さ30メートルとなり、すっぽりと庁舎が隠れていしまう状態になります。
その時には、本物とほぼ同じ大きさの庁舎外観の写真を貼り出すそうですよ。
ちなみに時計台が、改修中の時の外観写真シートはこちら。

写真:2018年時計台改修工事中
結構、巨大な物でしたが赤レンガ庁舎はもっと大きいのでどんなシートを貼られるのか見てみたいですね。
改修工事完了は2025年3月予定
赤レンガ庁舎は1888年に道庁本庁舎として建設された建物です。
1968年の復原工事から50年以上が経過して老朽化がすすみ耐震改修を含めた大規模改修を行うこととなります。
1969年には国の重要文化財に指定。
今回、改修工事が行われることで、「文化財として価値を損なわない範囲でのバリアフリー化」が行われエレベータ等も設置されるそうです。
前庭も変わり、いままでとは違う景色がみれそうですね。
予定では2025年3月に完成予定とのこと。
四季折々の美しい姿
赤レンガ庁舎は四季折々に赤く映えて美しい姿をみせてくれます。


また、札幌市民の憩いの場である北3条広場(アカプラ)では様々な行事が行われ赤レンガ庁舎が見守ってくれています。


前庭には池があり鯉や鴨がいて季節によっては紅葉や蓮の花も楽しめます。
池にビルが映りこんでいることもあり、自然の中ですが札幌中心部ならではの景観が楽しめる場所でもあります。

3年半もの間工事に入り、現在の様な外観は見れなくなりますがリニューアルオープンを楽しみに待ちましょう。