TSUTAYA札幌大通が7月31日で閉店
大通にある「TSUTAYA 札幌大通」が、2021年7月31日(土)をもって閉店する模様です。
閉店に伴う最終レンタル利用日・最終返却受付日は以下。
・最終レンタル利用日:7月31日(土)
・最終返却受付日:8月14日(土)

札幌大通店だけではなく、「TSUTAYA」の閉店は2018年頃から始まりました。
北海道では2018年は4店舗、2019年は5店舗が閉店しています。
2020年には、札幌東区の「北25条店」、旭川の「旭川永山店」、札幌南区の「川沿店」札幌市中央区の「宮の森店」、白石区「TSUTAYA 札幌インター店」と相次ぎました。
TSUTAYA 札幌大通は札幌駅前通り、4丁目交差点にある札幌市内の中心部にある店舗ですので、場所や来店者数を考えると目玉といえる店舗です。
周辺では4プラやピヴォが閉店と言われていますが、この界隈は古いビルが多くTSUTAYA札幌大通が入っている日之出ビル(1961年竣工)も例外ではありません。
11年もの間営業していましたが、この度閉店が告知されることになってしまいました。
TUTAYAの閉店が増えてきた理由
TUTAYAの閉店が増えてきた理由として誰もが思いつくのは、やはり動画配信サービス(VOD)が台頭してきたことによります。
- Youtube
- GYAO!
- Hulu
- Netflix
- dTV
- amazonプライムビデオ 等
わざわざレンタルをしに店舗に足を運ぶ必要がなく、一定額を払えばたくさんの作品をすぐに見ることができますね。
TUTAYAでも「TSUTAYA DISCAS/TSUTAYA TV」というものがあるようですが、少なくとも私は聞いたことがありませんでした。
コロナ禍でおうち時間が増え、オンラインで映画やドラマを楽しめる環境が加速したためともいえます。
レンタル事業だけでは難しくなってきたということですね。

TUTAYAは「書店業」に注力
全国的にみてもTUTAYAは店舗数が減ってきていますが、新しい店舗の他業種とのコラボが盛んなことで注目もされています。
横浜には家具と本、雑貨を組み合わせた書店があります。
ペットをつれて家具選びができるそうですよ。
引用:日経トレンド
道内であれば函館TUTAYAがカフェもコスメも子供スペースもあると人気です。
2013年にオープンし、地域住民の方がイベントスペースとして使用できるよう開放しているのも注目されていました。
本屋というだけではなく、地域にあったライフスタイルを提案できるところに違う価値を見出せますね。
引用:flickr
東京の二子玉川では、家電と蔦屋のコラボで「蔦屋家電」があります。
本と家電があることで、ライフスタイルの一部を提案できるようにということです。
コーヒーを飲みながら本を読むと想像すると、確かにその空間には家具や家電が必須になり快適に過ごしたいという欲求が生まれますよね。
まとめ
北海道では2018年に江別に蔦屋書店がオープンしています。
レストランやカフェ等、15店舗あります。
「食」「知」「暮らし」の3棟構成になっており、本が目的別になっているのが特徴。
「食」にはレシピ本、「知」にはビジネス書、文芸書、コミック等、「暮らし」にはキッズ・ガーデン・アウトドアという風にわかれています。
本を目的別、種類別で別棟で見せることや本と新たな業態をミックスすることで、多彩な価値観を提案しているTUTAYA。
決まったモノを買うだけではなく、偶然の出会いによって新たな視界が開ける感覚を大事にしているようですよ。
今後も私たちにとっては「いままでのTUTAYAとは少し違う形」で新しい店舗ができていくかもしれませんね。
TUTAYA札幌大通店の閉店は残念ですが、新たな店舗に期待しましょう。