「コメリパワー」が札幌発寒に初出店
2020年夏ごろから建設中だった「コメリパワー」が2021年9月に発寒にオープン予定です。

当初はコロナの影響か、着工するまでが遅かったりして話がなくなったのかと思っていたのですが、2020年5月に訪問した時には建築看板が立っており出店が確認できました。
2020年7月に着工し10か月経ったので様子を見に行きました。

写真:2020年5月の様子(Before)
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写真:2021年5月現在 (After)
写真を撮影した角度は少し違うのですが、建物ができ始めていました。
ホームセンターによくあるように1階平屋建てとなります。
ただ、2棟体制ということなので他のコメリパワーと同様で本館と資材館になると思われます。
札幌市の建物概要のところには以下の様な感じで小さく、詳細がわかりにくいものしか載っていませんでした。
引用:札幌市(PDFをかなり拡大)
駐車場も広くとっているので、大勢の集客を見込んでいることがわかります。
株式会社コメリとは
札幌には初出店になりますので馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、北海道内にはすでに27店舗あります。
株式会社コメリは新潟の会社で、1977年にホームセンター業界へ進出し1号店をオープン。
北海道内へは2014年の苫小牧市を初出店を皮切りに、旭川や帯広、苫小牧、岩見沢、砂川等にあります。
小型店の「コメリハード&グリーン」、「コメリリフォーム」、そして今回札幌に初出店する大型店の「コメリパワー」があります。
札幌への出店は「コメリパワー」で現在は旭川・砂川・岩見沢にある形態と同様です。
2018年4月には苫小牧に「北海道流通センター」を新築しており、商品仕分けや保管が流通センターでされていることから今後も店舗を増やしていくのかもしれません。
引用:株式会社コメリ
コメリパワーとDCMホーマックの違い
北海道内ではホームセンターといえばDCMホーマックですよね。
やはり、ホームセンターの中では売り上げ1位です。
コメリはカインズとともに全国で2、3位なのですが、対前年比がとても伸びている会社なんですよ。
また、西友や業務スーパーと同じでEDLP(イーディーエルピー)という価格戦略をとっており、商品を年間を通じて同じ低価格で販売することができます。
これにより特売期間を設けることはなくいつでもお安く購入ができるんです。
プライベートブランドもローコストでつくっていますし、リフォーム相談やお家のトータルコーディネート、ペットホテルも他店舗にはあります。
ホーマックよりは、建築・土木・農業寄りの道具の種類が多い感じで、プロのニーズに対応した本格的な資材売場もあります。
機材のレンタルコーナーやリフォームのデザインセンター、ペット用品もある店舗もあります。
発寒の店舗はどのような内容になるか詳細はまだわかりませんが、すぐ近くにDCMホーマックがあることから競合する部分とそうではない分野の両方で勝負しそうですね。

線路をはさんですぐの場所にはDCMホーマックがあります。
ホームセンターの価格競争が消費者のメリットに
コメリパワーが競合店の多い中に出店することで、価格競争が始まり価格が安くなる可能性があるので消費者にはうれしいことですね。
コメリは、清田区北野3条5丁目にもコメリパワーを建設予定です。
札幌からではなく旭川や帯広で出店してから札幌へ出店する形は店舗面積が広いことや農業用品やDIY用品が多いことからだと思われます。
札幌以外でDIY用品と農業用品に特化された店舗をつくってニーズを把握
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物流センターで流通を確保
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低価格の食品や日用品という付加価値をつけて札幌に出店
経営戦略って簡単に書くとこんな感じなのでしょうか。(勝手な解釈)
生活に身近なホームセンターが大型店としてでき、且つ食品を扱っているとなおうれしいです。
他店舗と何が違うのか、どんなプライベートブランド商品があるのか楽しみにしています。
★コメリパワー発寒店・ヤマダ電機テックランド発寒店
札幌市西区発寒10条14丁目1069
ヤマダ電機テックランド発寒店の隣に建設中です