新型コロナウイルスの影響で、例年とは違う年末年始休暇となる今回のお休みですが、初詣に関しても各お寺や神社が感染防止対策をとっています。
まだ収束の兆しが見えないですし、混雑する場所は避けたいもの・・でも、新たに迎える2021年は心機一転無事と平安を祈願しに参拝に訪れたい方も多いのではないでしょうか。
例年の参拝と何が変わっているのか、札幌市内のお寺や神社をピックアップしてみたいと思います。
札幌市内での2021年初詣
初詣とは新年になって初めて神社やお寺に参詣し、一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりすることです。
一般的には1月7日(松の内)までが良いとされています。
でも、今年は密にならないように分散参拝が推奨されており、いつもとは異なる対応が多数あります。
除夜の鐘についても一般参加を中止しているようです。
北海道神社庁の「令和3年お正月情報ページ」でも、三が日にこだわらず密を避け時期をずらしてお参りしてほしい旨が書かれています。
北海道神宮
札幌市内で初詣と言えば、北海道神宮が1番多い参拝者でにぎわい、大晦日から元旦は例年通り交通規制もあります。
初詣の人数は約73万人といわれています。
約18万平方メートルもある敷地内ですが、お正月三が日は特にかなり混みあいます。
北海道神宮は「初詣に関する特設サイト」を設けており、今回の参拝に対する例年とは異なることを明記しています。
・状況により神門内の入場人数制限
・手水舎は元旦から1/14まで期間閉鎖
・露天商の出店を中止
・御朱印帳の書入れは1/31まで中止
主に上記のようなことが書いてあります。
参拝に行かれる予定がある方はホームページをチェックの上訪れた方がいいです。
★有料駐車場あり(250台)。
12/31~2/28までは1回500円、祈祷者は無料。
★どんと焼き 1/14午前10時からの1回のみ
★地下鉄円山公園駅から徒歩15分
白石神社
例年約5万人が初詣に訪れます。
仕事運、金運などに優れていると言われ、パワースポットとしても有名。
勝負の神様といわれています。
★無料駐車場あり(お正月三が日は駐車禁止)。
★どんど焼き
1月1日 10:00~1月14日 正午まで(天候が悪い時は中止)
★地下鉄東西線南郷13丁目駅から徒歩10分
伏見稲荷神社
山麓通から山裾にある本殿に向かう表道には、京都の伏見稲荷大社と同じように朱色の鳥居が26本あります。
初詣では、例年1000人ほどの人が参拝に訪れます。
アクセスはあまり良くないのですが、景観の良さで人気がありパワースポットとしても有名で平日でも参拝客がたえません。
★無料駐車場あり(30台)
★どんど焼き
1月15日 11:00~12:00

三吉神社
札幌で一番最初にできた神社です。
大通公園からも近いので参拝者にビジネスマンも多い場所です。
ビルの間にあるこじんまりとした神社ですが、厳格なムードがありますよ。
ご利益は事業繁栄や学業成就等
★無料駐車場あり(6台)
★どんど焼き
1月15日09:00~12:00(受付期間1月7日~14日)
弥彦(伊夜日子)神社
札幌の市街地の中島公園内にある弥彦(伊夜日子)神社。
中島公園駅は周りにホテル等が多いことから、観光客の方も多く参拝しています。
縁結び・恋愛成就にご利益があると言われており、弥彦神社で結婚式を挙げるカップルも多いようです。
周辺には、札幌護国神社や多賀神社もあります。

★無料駐車場あり(10台)
★どんど焼き
1月1日~15日 09:00~17:00
豊平神社
豊平神社の公式ページは2020年12月1日にリニューアルされました。
感染症対策ガイドラインを遵守して、感染防止対策に努めています。
賽銭箱前の鈴緒の撤去や、手水舎の柄杓の一時撤去、狛犬さんも赤いマスクをつけているそうですよ。
豊平神社では大蛇の御朱印がいただけることで人気がありますが、こちらについては公式ページに特に明記はなかったので例年通りなのかな。

引用:しずく旅
★駐車場あり(30台)
★どんど焼き
1月15日 09:00~15:00
琴似神社
御祭神が多くたくさんのご利益がある神社です。
- 縁結び・恋愛成就
- 安産祈願・子授かり・子宝
- 合格祈願・学業成就
- 夫婦円満・家内安全
- 商売繁盛
- 延命長寿
- 病気平癒・健康祈願
- 必勝祈願・勝利成功
もうなんでも来い的な感じですね(笑)
中でも、縁結び・恋愛成就や合格祈願で人気があります。
★駐車場10台(1/1~1/8までは駐車場なし)
★どんど焼き
1月7日 09:00~15:00

新しい参拝の仕方
札幌市内では約50の神社があります。
今回の初詣では、甘酒のふるまいや屋台が中止。
手水舎を閉鎖、賽銭箱前の鈴緒も撤去されているところが多いようです。
出店があったことで、新年からお祭りのような明るい気分にもなっていたのですがそれがなくなってしまうのは残念ですが、致し方ないことですね。

コロナ禍になったことで、新しい参拝の仕方がでてきています。
日本全国のお寺や神社の案内などを見ていると、同じく分散参拝をよびかけているものの「初詣境内24時間ライブ配信」で混み具合を把握できたり、お札・お守りのオンライン授与所等を設けているところもあります。
夜間や早朝など混雑を避ける人のために「お守り自動頒布(はんぷ)機」「おみくじ自動頒布機」が設置されている神社もありますよ。(神田明神)
大阪市の二大毘沙門天(朝護孫子寺・神峯山寺)では、「オンライン初詣2021」の無料ライブ配信を予定しており投げ銭システムを活用してお賽銭も可能なのだそうです。
日本参拝史上初の試みで「お札付き限定オンライン参拝視聴券」も販売しています。
オンライン等になると、参拝の際の厳格な感じは乏しいかもしれませんがなかなか参拝にいけない方にはよい面も多そうですね。
密を避けるために初詣を年末までにすませる「幸先詣(さいさきもうで)」を呼び掛けている神社もあるそうです。
神様にとっても短い期間にたくさんの方がたくさんのお願いに来るより、分散した方がいいかも?!(笑)
どんな形になるにしても、ルールを守って参拝しましょう。