札幌-再開発

札幌駅前通りの再開発まとめ 地下歩道も拡大中

札幌駅前通りは、たくさんの再開発・新築計画があります。

コロナウイルスの影響で建設が遅れている所や見合わせている工事もありますが、計画されているものをあげていきたいと思います。

札幌駅前からすすきのまで順にみていきます。



札幌駅北口で11番線増設工事

新幹線が延伸し札幌駅を通ることになると現在の在来線の線路が1路線足りなくなってしまいます。

そのためホームを1本増やす工事を札幌駅北口側で行っています。

北口側は、団体旅行の集合場所となっていた「鐘の広場」や大型ロッカー、冬にはスキーやボードのロッカーが多くあった場所です。

現在は11番ホームの直下となる場所はお店も閉店しており工事に入っています。

東西連絡通路の外側はすべて囲いに覆われています。

東西連絡通路団体待合場所

団体待合所の場所が変わっています。

北口外側も、全面的に工事しているのがわかります。

北口広場にあった噴水やシンボルアーチも撤去される予定です。

11番線ホームを造ることによって、駅舎の北側が6メートル拡大する形で通路幅が狭くなります。

工事は2022年までの予定。

https://sapporokara.com/2020/07/08/kitaguchikakuchou/

札幌駅南口側再開発予定

札幌駅に隣接する北5西1、北5西2が再開発されます。

現在のエスタがある場所とそれより創成川方面の青空駐車場の部分です。

駅前マップ

札幌駅前なので、交通結節点ということで従来のJR在来線や地下鉄南北線に乗り継ぎしやすいように新幹線駅がつくられ、バスターミナルも一新されます。

JRタワーよりも高い新タワービルも計画しておりホテル・オフィス・商業施設(現エスタ)・バスターミナルが新築される予定です。

まだ、A案(255mのタワービル)かB案(200mと150mのツインタワー)か決まっていませんが、JRタワーが173mですからそれを上回る高さになることは確かです。

2023年度着工、2029年秋完成予定です。

札幌駅前南口

引用:札幌市

札幌駅南口再開発

北4西3西武デパート跡地

北4西3の長い間空き地だった札幌西武デパート跡地にもタワービルができる予定です。

高層棟は高さ約220m、低層棟は約60mの複合ビルとなっています。

高層棟は上層階にホテル、中層階はオフィス、下層階に商業施設とされています。

低層棟は商業施設ですが、ヨドバシカメラ以外はまだ未定です。

渋滞緩和等を考え、両方の棟に地下6階までの地下駐車場を設ける予定。

図

引用:札幌市

北4西3

2021年度の都市計画決定を経て着工し、2029年ころの完成予定となっています。

第一生命ビル2020年内に解体開始

北4西3西武跡地の斜め向かいにある第一生命ビルは、2020年内に解体予定とされています。

第一生命ビル

地下鉄への10番出入口が、2020年12月から閉鎖されるので、これから解体が始まる感じですね。

現在のビルは9階建てですが、新ビルは12階から13階建てのオフィスと商業施設の複合ビル構想となっています。

1階を吹き抜けにして商業施設を誘致、吹き抜けは2,3階まで広げる構想もあるようです。

入居していた「あおぞら銀行札幌支店」は隣の日本生命ビルに移転しましたが、新しいビルができる頃には再入居するそうですよ。

10番出入口の閉鎖期間が、2023年4月から5月となっているので新ビルのオープンもその頃ですね。

北3西3ヒューリック札幌NORTH33ビル

ヒューリック札幌NORTH33ビルは、お隣のヒューリック札幌ビルと将来的には一体化したビルを造るという構想のもとで、先行して解体されました。

ビル名を聞いてもピンとこない方が多いと思うので、解体前の写真を載せます。

ヒューリックノース33ビル

みずほ銀行が入っている隣のビルです。

ヒューリックビル

解体自体は終わっていてビルイメージもあがっています。

引用:ヒューリック

noth33ビル

写真:2020年11月末の様子

2022年竣工ということなので、これから取り掛かるのだと思います。

解体されてから結構経っていますが、囲いの中で工事をしている様子はありませんでした。

北2西4北海道ビル建て替えへ

1962年に大規模オフィスビルとして草分け的存在となった「北海道ビル」も老朽化のため2022年度内を目途に閉館することが決まっています。

再開発後の建物計画は検討中。

北海道ビル

寒い時期になるとほぼ地下歩行空間に人が流れてしまうので、地上は人出が少なくビルも少し寂しそうにみえました。

駅前通り

道銀ビル周辺再開発

札幌駅前と大通公園が交差する場所にある道銀ビルも再開発予定です。

北海道ビルと同様、戦後の北海道経済に大きな役割を担ってきた銀行ビルです。

1951年竣工なので老朽化ということで再開発がはいります。

道銀ビル

隣にある新大通りビルと一体再開発ということなので、大規模再開発になると思われます。

道銀ビル新大通りビル

再開発スタートが2024年からということなので、解体がそれぐらいから開始と考えると完成は2029年、2030年あたりになるのではないでしょうか。

南2西3狸小路のサンデパート跡地再開発

サンデパート跡地の再開発は、ニュース等で話題になっていますし札幌中心部を歩いていると目に入ってくるのでご存知に方も多いかもしれません。

狸小路3丁目の大規模再開発です。

2019年1月には南2西3にあった複数ビルの解体はほぼ終了し着工したものの、地下が深く広さがあるためかなかなか地上には見えてこない状態でした。

10月くらいから徐々に見えるようになってきて、11月現在は骨組みが見えてきましたよ。

m2n3骨組み

高さ110mで地下2階地上28階建てのビルになります。

南2西3新ビル

引用:札幌市

7階から28階は大京の分譲マンション133戸、2階から6階が商業施設、2階から3階がオフィス、地下1階から1階が商業施設となっています。

地下2階は公共駐輪場となる予定。

もちろん地下通路直結ですし、市電の停留所も目の前で便利です。

2022年度内に竣工し、店舗等への引き渡しは2023年度となっています。

すすきのラフィラは解体中

最期にすすきのラフィラについてです。

コロナ禍の中、2020年5月17日で閉店。

翌月には囲いがされて、解体が始まっています。

ラフィラ工事中

跡地にはホテル、シネコン、商業店舗ぁらなる複合施設を建設予定です。

北海道初進出のTOHOシネマズが、映画のみではなくコンサートや演劇、ライブビューイングも行える施設を造るということで期待が高まります。

2023年中の竣工を目指しています。



札幌駅前通りの新築ビルの特徴

札幌駅前通りは、札幌駅~すすきの駅まで地下通路があるため、新築するビルはすべて地下直結となるのが特徴です。

路面がツルツルの日や吹雪の日、極寒の日、大雨の日等は特に地下を歩く人が多くなるため地上が閑散とした状態になることが多いです。

天気に左右されずに移動できる地下歩行空間は札幌市都心部には欠かせない動線となっており、今後も地下歩道が拡大していくと思われます。

札幌市民にとっては通り道というだけではなく、地下に広場があり交流やイベント・店舗・文化活動等の場にもなっています。

駅前通りの再開発が行われることで、地下歩道から直結のビルが増えていき皿に便利に快適になっていくだろうと思います。

札幌の地下通路は、南北に約1.7キロ、東西に約1.2キロあります。

再開発とともに拡大していく地下歩道にも注目していきます。

関連記事↓

https://sapporokara.com/2020/05/08/chikaenshin/