北海道では新型コロナウイルスの感染者が増えており「警戒ステージ」を引き上げました。
いままで最も低いステージ「1」だったわけですが、それが警戒ステージ「2」になりました。
医療従事者や関係者や興味をもって警戒ステージを見ている人でなければ、この違いはよくわからないのが正直なところだと思います。
実際、ステージ2に引き上げられても生活の実態は、マスク着用や消毒の徹底等を改めて見直すくらいで大きく変わっていません。
「警戒ステージ」とはなんだろうと私も疑問に感じたので調べてみました。
警戒ステージは5段階
基本的なところからですが警戒ステージは5段階あります。
引用:北海道
でも、この表を見たところで特借法第24条・・なんて書いてあっても素人にはわかりませんよね(;’∀’)
今回警戒ステージが「2」になったのは、下記の表で医療提供体制のひっ迫状況を示す病床数150床が満床状態となり「2」に引き上げられた模様です。
しかも一週間あたりの新規感染者数はすでに「295人」となっており、ステージ「3」の範囲になっています。
ステージ3になってしまうと、感染拡大防止対策をしていない施設への外出自粛や感染拡大地域との往来自粛・不要不急の外出自粛等、また4月中旬にあった「北海道・札幌市緊急共同宣言」時と同じような状況になってしまいます。
ステージ2はいまのところ11月10日(火)までを集中対策期間としていますが、今後の状況によっては次のステージに進むことも考えられます。
万が一の準備
ここまで感染が広がってしまうと、万が一でもコロナに感染してしまったらの準備も必要です。
札幌市内でも感染者が増えてきたことから軽症で宿泊施設で療養される方への生活基本事項が提示されています。
外出や面会はできないことや洗濯設備やクリーニングはないこと、荷物運びの手伝いはないこと。
無料Wifiはあり1日3食のお弁当と飲食物があること、タバコや飲酒は禁止、郵送物の配達禁止等様々なことが明記されています。
多少のアメニティ等の用意はありますが、今後は防寒具も必要になるため1度に持ち込める量のみとなるので北海道は特にキツイですね。
また、大手保険会社では、新型コロナウイルスに感染したら大半は給付金等は支給されます。
でも、一度コロナに感染してしまうと重篤にならずに治ったとしても、新たに保険加入することは難しい状態です。
コロナに感染する前にとネット完結型の保険への加入者が相次いでいる状況です。
相反して、緊急事態宣言があった頃から保険会社は営業を自粛しはじめており販売中止となった保険もでてきています。
今後、ワクチンの開発やその臨床研究・増産等の状況によりますが今のところコロナに感染してしまったら新規加入は難しいということを覚えておきましょう。
状況は日々変わっていきますので各保険の保障や補償内容についてはご自分が加入されている保険会社にお問い合わせしておくと安心です。
熱や咳がでて心配になったら
札幌市は、熱や咳等の心配な症状が4日以上続いている場合は、まずはかかりつけ医など身近な医療機関に事前に電話連絡してほしいとしています。
私のようにかかりつけ医がないという方もいらっしゃると思いますが、下記に電話すると相談できます。
★救急安心センターさっぽろ 「#7119」または「272-7119」
★新型コロナウイルス一般相談窓口 「632-4567」
北海道のLINE公式アカウント「コロナ対策パーソルサポート」を友達追加すると一人ひとりにあった新型コロナ対策をLINEでサポートしてくれます。
ステージ3への移行へは慎重
札幌市内では、11月2日現在83人の感染者が確認され人口が7倍も多い東京の87人とほぼ同じ数値となりました。
ステージ2に引き上げるタイミングが遅かったのではないかともいわれています。
札幌市で今のところ確保しているのは病院が350床(全道では1811床)といわれていますが、入院患者数は198人とステージ3の250人にせまっている状態です。
軽症や無症状を受け入れる宿泊施設は670室中350室が埋まっている状態のようです。
消毒や清掃を考えるとすべての部屋がフルで使えることはないので、今後も増やしていく予定です。
感染拡大をふせぐために、こまめに手洗いうがい、咳エチケット、三密を避けるということ等できることからはじめていきましょう。