札幌-再開発

札幌の再開発を完成順にまとめ 2022年から2023年に竣工予定の建物

札幌市内は街中を中心に大小たくさんの再開発や建て替えが行われています。

今は、上を見上げればどこかしらクレーンが見える札幌の中心部です。

コロナウイルスの影響で建設が予定より遅れている所や見合わせている場所もありますが大小含めると、かなり多くの計画があります。

その中でも、注目をあびている場所を中心に今後の再開発やビル建築等を完成時系列であげていきたいと思います。



北3西4第一生命ビル建て替え

札幌駅前通りはたくさんのビルが新築・改築予定がありますが、第一生命ビルもそのうちの1つです。

現在の第一生命ビルは地上9階地下1階建て、1957年建設で老朽化しています。

同じ場所に建て替えとなりますが、札幌市が2018年に容積率の緩和をしたことにより、ビルの床面積を現在の1.4倍程度にひろげられるようになります。

駅前通りに面していますので、当然地下歩行空間に直結にし、1階までを吹き抜けにして商業施設を誘致予定。

吹き抜けを2、3階まで広げる構想もあるようですよ。

改築にあたっては、12階から13階建てのオフィスや商業施設が入る複合ビルを構想。

2020年度には解体し、2022年度の開業をめざしています。

第一生命ビル札幌

南2西3狸小路旧サン・デパート跡地再開発

札幌駅前通りと狸小路が交わる場所にある南2西3旧サン・デパート跡地は市電や地下街ポールタウンとも直結となる大型再開発です。

地下2階から地上7階までが商業施設や公共駐輪場、業務施設となる予定です。

南2西3狸小路

引用:札幌市

そして、28階までが大京の分譲マンションになります。

2017年後半から解体が始まり工事を行っていますが、まだ、地上に建物は見えていません。

そろそろ地上部分にもとりかかる時期だと思います。

2023年4月竣工予定です。

新さっぽろ再開発

新さっぽろの大型再開発はI街区G街区に分かれています。

G街区は教育施設が中心で、札幌学院大学札幌看護医療専門学校が2021年春入学から新キャンパスで開校予定です。

札幌学院大学看板

I街区は4棟構成の医療系施設の他、商業施設・ホテル・マンションができますが、それぞれ竣工時期は違います。

A棟ー新さっぽろ脳神経外科病院  2022年5月開業予定

B棟ー新札幌整形外科病院

C棟ー記念塔病院

D棟ー医療複合ビル

・高層マンションは大和ハウス工業で、地上30階建て約210戸。

2022年11月竣工予定

・商業施設は大和リースの商業施設「BIVI」と発表されており2023年4月以降オープンの見通し。

・ホテルは「ラ・ジェント・ステイ」が地下1階、地上12階建てで2023年4月以降に開業予定。

超高齢化社会や医療制度の変化に備えて、新さっぽろが大きく変わる予定です。

すべての完成は2023年4月予定となっています。

北3西3ヒューリックビル建て替え

札幌駅前通にある北3西3「ヒューリック札幌NORTH33ビル」の解体が始まったのは2019年9月のことです。

すでに解体は終了しておりますが、囲いがしてあります。

隣にあるヒューリック札幌ビルと一体再開発となる予定です。

「ヒューリックNORTH33ビル」を先行解体して建て替えてから、お隣にある「ヒューリック札幌ビル」のテナントを移転させ同ビルを解体、建て替えを機に両ビルを一体化する構想のようです。

ヒューリック札幌ビル建て替え

引用:ヒューリックNoth33ビル建て替えイメージ

2023年竣工予定

大通東2丁目再開発

大通東2の一角は、ニトリが美術館を核とした複合施設を建設する予定です。

さっぽろテレビ塔がある景観に配慮して、45メートル以下のビルとしています。

今の都心にない都市型美術館としています。

観光案内所や観光バスの発着、ホテルも併設予定で2023年度の開業予定

大通東2ビル

引用:札幌市 大通東2ビルイメージ図

中島公園にヒルトン札幌パークホテル

中島公園にある札幌パークホテルは、札幌市内のMICE事業と共にヒルトン札幌パークホテルになり2023年に開業予定です。

MICE(マイス)とは、

Meeting-企業の会議・研修・セミナー

Incentive-企業による報奨や表彰式・招待会

Convention-国際機関や協会、団体が行う学会や国際会議

Event-展示会や、発表会・見本市

の頭文字をとった名称です。

札幌市内での国際会議や全国大会、ビジネスコンベンションができる施設とホテルを隣り合わせて相乗効果を狙います。

ホテルは客室数約350室予定、レストラン、フィットネスジム、プール、バンケット、チャペル等が計画されており2023年度開業予定です。

中島公園札幌パークホテル、秋の景色

すすきのラフィラ跡地再開発

2020年5月に閉店し現在は解体中のすすきのラフィラ。

新たな複合商業施設が建設予定です。

上層階に東急グループのホテル、中層階に北海道初進出となるTOHOシネマズコンプレックス、下層階にイトーヨーカドー等の商業施設で計画されている模様です。

ラフィラ解体中

写真:ラフィラ解体中 2020年8月末撮影

新しい複合商業施設は、2023年秋頃竣工予定となっています。

札幌駅北口側北8西1再開発

そして長い間着工できずにいた札幌駅北口の北8西1の再開発は、2020年7月にやっと着工できました。

タワーマンション48階建てと14階建てのホテルの2棟は、2023年12月竣工を目指しています。

北8西1イメージ

引用:札幌市



まだまだ続く再開発の波

2022年から2023年の主な再開発をほぼ時系列であげてみました。

ビルの建て替え期にあるため小規模のオフィスビルやホテルも含めるとおびただしい数の再開発・建設となります。

2024年には、新幹線札幌駅近くの北6東3や札幌中央区役所、道新ビルもバスセンター前駅方面に移転予定なので注目です。

現在の道新ビルは、大通西3丁目にあり都心のど真ん中にあるので移転後の跡地には何ができるのかも興味がわいてきます。

中島公園もMICE施設ができることにより周辺ホテル新規建設や建て替えも行われる模様。

札幌駅が新幹線延伸により改修が行われ、南口前の現エスタ建て替え、新タワービルも注目です。

2028年から2029年頃には北4西3に仮称ヨドバシタワーもそびえたつ予定。

コロナウイルスの影響も大きく竣工時期が後にずれてしまうかもしれませんが、これからも札幌市内の再開発に注目していきたいと思います。