2020年前半で動きがあった札幌の再開発のまとめ記事です。
札幌市内の中心部をの案件をまとめてみました。
地図上では、南のすすきの方面から北の札幌駅周辺までを北上していき紹介していきます。
南4西4すすきのラフィラ解体へ
2020年5月に閉店したすすきのにあった「ラフィラ」、6月からはビルの周りに囲いができ解体作業が進められています。

札幌の繁華街すすきのの玄関口として知られる「すすきの交差点」で、次に何ができるのか注目されています。
「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」として進めている東急不動産が、跡地にできる新施設について発表していますが、まだイメージパースなどはあがっていないようです。
ホテル、シネマコンプレックス、商業店舗などからなる複合施設。
ホテルは、東急ホテルズでシネコンは北海道初出店となるTOHOシネマズが入居予定。
商業施設は、ラフィラの時も地下にあったイトーヨーカドーが入る予定です。

南3西3に千秋庵ビルがオープン
竣工寸前まで詳細を発表していなかった千秋庵ビルが南3西3に2020年4月にオープンしました。
1階には千秋庵本店の店舗が4月にオープンしており、焼きたてノースマンが食べられます。
セイコーマートも現在開店準備中です。
2階から14階は、札幌初進出の「ザ・ノット」ホテルが入り2020年8月1日オープン予定です。


南2西3狸小路サンデパート跡地再開発
札幌駅前通りと狸小路が交差している南2西3サンデパート跡地は、地下工事中でまだ地上に建物は見えてきていない状態です。

引用:札幌市
地下街ポールタウンと直結し、路面電車駅も目の前。
28階建てで上層部が分譲マンション、地下2階から7階までが商業施設や駐輪場等になります。

地下からの利便性や動線も考えられており、地下空間から地上までは開放的な空間になる予定。
地下広場や屋上広場もでき、緑豊かな場所も設けます。
2023年4月完成予定です。
老舗オフィスビル「道銀ビル」「北海道ビル」建て替え
近々であがってきた再開発では、大通西4丁目にある道銀ビルと隣の新大通りビルの一体再開発が行われるというもの。
大通西4丁目は、地下鉄大通り駅からも近く出入口が4カ所もある場所です。
札幌駅前通りと大通公園が交差する4つ角の最後の古いビルとなります。
かなり大きな再開発になると思うので注目しています。
詳細はまだ未定。


また、赤レンガテラスとグランドホテルの間にある「北海道ビル」も解体が決まりました。
2023年度には閉館、解体ということで周辺ビルと同様でまた新たなビル誕生となりそうです。
北3西3大同生命ビル内商業施設Miredo(ミレド)オープン
2020年6月にオープンした大同生命ビルの商業施設Miredo(ミレド)。
北海道初進出の店舗もあり人気です。
2階には緑豊かで開放的な「イコイラウンジ」ができました。

コロナの影響でまだ使用できないようですが、悪いニュースが多かった中で一縷の灯りをともしてくれたかのようでした。


北4西3西武跡地再開発
長い間空き地となっている北4西3西武跡地再開発。
ヨドバシカメラが所有する土地ですが、北4西3街区のほとんどすべての土地を使う約100m×約100mというかなり大きな面積です。
2019年5月にはイメージ図ができていたものの同年11月に大阪にできた「ヨドバシ梅田タワー」内の複合商業施設「リンクス梅田」内覧会で安藤修一取締役が発した
「3年以内をめどに複合商業施設を仙台、札幌に出店する。」
「札幌一高いタワー建築を構想している」
という言葉に札幌市内が色めき立ちました。
結局、オリンピックを意識しての発言だったようで3年以内ということはなさそうですが、大型再開発となり2028年頃に完成予定です。
現在はA案 B案があります。

札幌駅南口再開発
新幹線札幌駅延伸が約10年後に迫っていることで札幌駅前再開発も活発化していきます。
まずは、新幹線が通る予定の線路を確保することから新しく11番ホーム建設のため、北口通路沿いの店舗が閉店しました。
北口広場もモニュメント撤去などの工事が始まっています。
https://sapporokara.com/2020/07/08/kitaguchikakuchou/
また、北5西2のエスタ解体後には商業施設、北5西1には新幹線駅直結のタワービルが建設予定です。

ビルとビルの間に結節点を設けてバスターミナルや地下鉄への動線を確保、JR在来線と新幹線との行き来も楽になるような施設になる予定です。
2030年の冬季オリンピック招致を狙っているのであれば2029年にはできないといけないですよね。
札幌駅前通りの大型再開発だけをピックアップしてみました。
今後も札幌の再開発や街並みの変化を追っていきたいと思います。

