苗穂駅前再開発 住みやすい街づくりへ
札幌駅の1駅お隣「苗穂駅」周辺の再開発が進んでいます。
旧苗穂駅から300m移動し、橋上化された新しい苗穂駅が開業したのが2018年11月のことです。
橋上化されたことで、いままで線路で分断されていた南北の行き来がしやくすくなるよう自由通路ができ新駅と同時にオープンしました。

南北の自由通路ができることにより北口側、南口側の再開発も活発になってきており、それと共に空中歩廊の工事が始まってきています。
変わりゆく街の様子と共に空中歩廊についてみていきます。
苗穂駅北口再開発(東区北5条東10)
苗穂駅北口は、27階建てのマンション「ザ・グランアルト札幌苗穂ステーションタワー」が最上階まで完成している状態です。
北口を出るとそびえ立つビルを見上げてしまいます。

マンション下に見える囲いは、苗穂駅直結の空中歩廊を建設中です。
将来的には商業施設アリオとも直結になる予定です。
アリオ部分の工事はまだ進んでいないようでした。


北口目の前の「我汝会 さっぽろ病院」もほぼ建物が完成しています。
約1年前の写真がありましたが、かなり変わっていることがわかります。

写真:2019年6月撮影 苗穂駅北口
ザ・グランアルト札幌苗穂ステーションタワーの入居開始は2021年3月4日とされていますので、1年も経たないうちに300世帯の入居が始まります。
苗穂駅南口再開発(中央区北3条東11)
苗穂駅南口は、A街区からD街区に分けて行われている大型再開発地区です。
A街区、B街区の「プレミストタワーズ札幌苗穂」は9階くらいまでできていますし、C街区の寺院もとてのモダンな建物になり完成しています。


南口側も空中歩廊ができる予定なのですが、マンションの完成が近づいてからなのかまだ未着手の状態です。

そしてこの段階で、空中歩廊ってどこにできるんだろうと疑問に思ってしまった私。
だって駅舎はもうできてしまっているし・・上を通るとかっこ悪いなと。
そうしたらなんと駅舎の左右を再度壊し、貫通させてマンションとマンションをつなげるらしいのです。

こんなにキレイな赤レンガなのに、なんだかもったいない・・でも工程に入っているんだから致し方ない。

将来的にはこんな感じでしょうか。

引用:プレミストタワーズ札幌苗穂
マンション公式ページでのイメージ図もそのようになっているので間違いないですね。
一度、完成した建物の壁を壊して接続するんですね・・素人の私にはちょっと衝撃です。
人口増の苗穂駅周辺地区
苗穂駅北口側にできている「ザ・グランアルト札幌苗穂ステーションタワー」は300戸、南口の「プレミストタワー札幌苗穂」は2棟で407戸、高齢者住宅「イニシアグラン札幌苗穂」は77戸。
単純な合計でも周辺マンションには、784世帯分の人口が増える予定です。
ファミリー層が多いと考えると人口はどれくらい増えるか見当もつきません。
マンションの最後に完成するのが南口の「プレミストタワー札幌苗穂のブライトゲート」ですが、その入居開始日が2022年6月からとなっています。
2年後には爆発的に人口が増えているはずの苗穂駅。
それに付随して、他の建物や施設も増えていくことでしょう。
地下通路や空中歩廊は、雪におおわれている期間が長い道民にとっては、とても魅力的なものです。
サッポロファクトリーと直結の空中歩廊も同様ですが、今後の再開発には動線となる地下道や空中歩廊が必ず組み込まれていくものと思われます。
変わっていく苗穂駅周辺をまた追っていきたいと思います。
※今回の苗穂駅を訪れた時の一部は2020年7月23日(木)北海道テレビ 「イチオシ!!」16時台で放送されました。

