北8西1再開発 2020年7月着工予定
いつも遠目から見て進展があまり見られないと思っていた北8西1再開発ですが、久々に前を通ると空き地が増えており、再開発地区内の駐車場も閉鎖されていました。

そして再開発の標識が立っていましたよ。


標識設置年月日が2月4日となっていますので、それ以前に駐車場がなくなっていたんですね。
そして着工予定時期が2020年7月となっていました。
色々とゴタゴタしていたようですが、落ち着いたのでしょうか。。。

標識設置から見る建物概要
A棟
共同住宅、店舗、飲食店、事務所、駐車場、集会場(多目的ホール)
地下2階、地上48階
マンション632戸
2020/7/1着工 2023/12/31完成予定
B棟
ホテル、店舗
地下1階、地上14階建
2020/7/1着工 2023/12/31完成予定
あらら??当初の50階建てということだったのですが、ちょっと変わってしまったんですね。
48階、高さ175.20mとなっていたのでJRタワーの高さ173mは予定通り超える様です。

紆余曲折の建設計画
この再開発が最初に決まったのは1988年だそうです。
1991年に地権者を中心に再開発協議会ができて、2009年に準備組合ができました。
そこから都市計画が練られて二転三転四転五転??しながら約30年経過。。長い。。。
建設費の高騰から事業者が撤退、施設内容を変更して事業者をさがしてみるものの手をあげる企業はなし。
九条小学校の保護者を対象とした説明会で日影問題で指摘を受け、2棟を1棟に変更しマンション戸数を900戸から600戸へ変更。
50階建てマンションとされました。
そしてやっと2017年に確定したのが以下です。

JRタワーを超える建物ができると話題になりましたが、そこからすぐに着工にはなりませんでした。
やっと提示された標識には、マンション48階、175.20m
ホテル 14階、50.7m
まぁ、ほぼ予定通りですね。
オフィスや駐車場についての標識はまだありません。
再開発案件の懸念事項
北8西1再開発にかかわらず、コロナウイルスの影響での建設への影響は大きそうです。
現在、すでに着工している案件はともかく計画そのものが変更になってしまったり、白紙になることも考えられます。
その企業の経営状況や体力次第となりそうな感じもします。。。
資材が入ってこなかったり、緊急事態宣言による一斉休業による人材不足等で竣工時期も遅れてきています。
JR北海道の島田社長も2029年を目指す札幌駅前の大型複合ビルについても、新型コロナウイルスの収束に時間がかかれば現在の計画を見直す可能性があるという話をしています。
どの事業者も経営に厳しい環境が続けば、どこかで再開発案件の計画を見直す可能性がでてきます。
まとめ
やっと動き始めた北8西1再開発!とは思いましたが、標識が設置されたのはまだ道内で新型コロナウイルスが流行しはじめる前でした。
今後、また計画について見直す可能性もあるかもしれません。
標識がでているのに建設予定等のイメージ図が見当たりませんでしたし、該当地にある居酒屋さんは営業中の様でした。
2020年4月24日オープン予定だった千秋庵ビルの「ザ・ノット札幌」と「大同生命札幌ビル」は開業を延期しました。
楽しみにしていたのですが、この状態では致し方ないですね。
ウイルスが収束してからの楽しみにしたいと思います。
北8西1再開発も、また計画見直し・・とならないことを祈ります。

