札幌-建物

札幌中央区役所建て替えは、オリンピック延期で予定通りに

中央区役所建て替え計画が再スタート

札幌中央区役所の現地建て替えについては、仮庁舎予定だったビルが東京オリンピックマラソンの運営スペースとして使用することとなっていました。

ところが今回の新型コロナウイルスの影響で、オリンピックが延期になったので仮庁舎予定だった大通西2丁目ビルを予定通り仮庁舎として使用する様です。

大通西2丁目ビル

当初は2020年7月27日に仮庁舎への移転を予定していましたが、オリンピック開催が決定したことで2021年5月6日となっていました。

オリンピック開催が延期となったことで、仮庁舎ビルの使用がなくなることが決定したため「大通西2丁目ビル」を使用しはじめます。

移転時期は予定通り2021年5月のゴールデン明けにし、「大通西2丁目ビル」の準備がすすめられています。

新庁舎の完成までは仮庁舎で業務を行う予定です。

※「札幌西2丁目ビル」は札幌大通郵便局のあるビルです



新しい中央区役所は複合庁舎施設へ

札幌中央区役所は東西線西11丁目駅から徒歩5分程の場所にあります。

札幌プリンスホテルの隣というとわかりやすいと思います。

胆振東部地震の際には、老朽化した建物のため非常用電源がなかったことから半日から1日以上機能することができませんでした。

災害の際は、司令塔となるべき施設が動けないと、早急に必要な機能が対応できなったり遅くなってしまいます。

また、庁舎の駐車場は台数が34台と少なく、慢性的に駐車場待ちの車が並んでいます。

駐車場待ち+手続き待ちで中央区民からは残念ながらいい評判は聞こえてきません。。

 

新庁舎は、これらをふまえ非常用電源や備蓄整備をはじめ地上6階建てで、駐車場は約150台となります。

また、周辺にある「保健センター」と「中央区民センター」を「中央区役所」とを統合して複合庁舎施設とする予定です。

札幌中央区役所

現在の保健センター(南3西11)と区民センター(南2西10)は比較的新しいため、新庁舎完成後は市の別部門での活用を検討中。

仮庁舎に区役所機能を移転後、現庁舎を解体建て替えがはじまります。

2024年竣工予定となっています。

オリンピック延期で計画の見直し

東京オリンピックのマラソンが1年延期したことにより、オリンピック運営本部を置くはずだった大通西2丁目ビルは使用できなくなりました。

札幌市は、この本部とする運営スペースを別の場所で考えなくてはいけません。

秋元市長は、急に決まった東京オリンピックマラソンに関しては、「1年の準備期間をもらった」と前向きな発言をしています。

コース整備や沿道住民に対しての理解、発着点の大通公園で開催されるイベントの調整も必要でした。

でも、2020年は「YOSAKOIソーラン祭り」「さっぽろライラックまつり」の中止が発表されました。

札幌に大きな経済効果があると言われている「さっぽろビアガーデン」もどうなるのかわかりません。

 

マラソンコース沿いにある北海道庁赤レンガ庁舎も改修工事を1年延期する方針でしたが、マラソンがある場合を想定すると更に延期となる可能性もあります。

赤レンガ庁舎



まとめ

新型コロナウイルスの影響で、オリンピックの延期が決まり札幌市内もかなり混乱しています。

1年延期したところで、この騒動が収束しなければ本当に開催できるのかどうかもわからない状態です。

YOSAKOIソーラン祭りは中止となりましたが、他のイベントもおそらく中止や縮小という流れになっていくと思われます。

そんな中での中央区役所建て替えのニュースは、前向きな話なので少しホッとしました。

早くコロナ感染拡大が収束していてほしいです。

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