N高校札幌キャンパス2020年4月開校予定
N高等学校通学コースが2020年4月に札幌にも開講予定です。
N高校では、ネットコースと通学コースがありますが通学希望者がどんどん増えていることから、各地にキャンパスが増えてきています。
ネット通信高校として開校したのは2016年ですが、子供の多様性を尊重したり現役プロによる教育内容がユニークなため人気があがっておりよくテレビ番組にも取り上げられています。
何らかの理由により通学できない人には、ネットを使ってどこでも勉強できる環境はありがたいですよね。
また、高校卒業資格取得はもちろんのこと、ネット内で部活や行事が行われることで注目されています。
ネットコースはなんといっても通学することなく高校卒業資格を得ることができるので、通信高校の選択肢の一つとして資料請求をするもののその内容を見ると思ってもみないような内容でビックリしたり笑ったりしてしまうことも。
その斬新なアイデアいっぱいの楽しい授業に魅了される学生が多いのかもしれません。
2020年4月に通学コースが開校されるのは札幌キャンパスの他、神戸、広島、池袋になります。
東京にはすでに代々木キャンパスやお茶の水キャンパスがあり3校目ということになります。
横浜、名古屋にも2校目を開校しており、全国19キャンパスに拡大予定。
現在、全国で12000人も生徒がおり、日本で一番生徒が多い高等学校ということになります。
来年度から更に人数が増えパワーアップします。
N高等等学校とは
学校法人角川ドワンゴ学園「N高等学校」は、その法人名でわかるようにドワンゴと角川文庫が開設している学校法人です。
ネットだけで高校を卒業できるネットコースを開講したのが2016年。
それから4年であっという間に入学希望者が増えたのは、コーチングを取り入れた指導とアクティブプラーニングや現エンジニア、現予備校の教師、現デザイナー等、今現在実際に仕事をしている先生からネットを通して現在進行形で学べることから人気があると思われます。
在校生徒は著名なスポーツ選手や芸能人、病気やケガで通学できなかった人や不登校児等様々。
ネットであれば場所を問わず、通学することなく勉強することができ学活や行事もネットを通して行われます。
高校卒業のための単位はもちろん授業を受けなくてはいけないですが、それ以外にも多彩なカリキュラムが盛沢山。
札幌キャンパスの説明会に参加
札幌キャンパスの通学コース開講を知ったのは、ウチの子が中学生のため高校を調べていたことから知りました。
また、テレビでCMをやっていたり有名人がN高校出身と知ったことがきっかけです。
「N高校」って最初は、某高校って意味かと思っていたら本当の名称だったことにも驚き。
その名称が面白いなと思い調べてネットアクセスしてみたところ、中身はもっと面白かったので説明会に参加してみました。
札幌校は、丸井今井近くのパークタワービル2階にあります。
地下街直結ではないものの地下出口からすぐの場所にあります。

入口入ってすぐに大きな「N」の文字がありましたよ。

開校前で真新しくキレイで清々しい感じです。
受付をすませると最後にハイチュウならぬエヌチュウをいただきました(笑)

N高校にはN中学もあるんですよ。
こういうことをするのが、楽しいと思うかふざけてると思うかで印象が変わりますが私はクスッと笑える場を受付でつくってくれることで子供たちの緊張がゆるむんじゃないかなと思いました。
会場には約50名から60名の親子が来場。
現役高校生が多かったように思えます。
普通の道内の公立高校しか知らない私は、カフェのような造りの校内に目を奪われてしまいました。



まだ小規模ではありますが、高校生が快適に学べる環境がそろっているように思いました。
ネット授業について
登下校はビデオ会議ツール「ZOOM」にログイン後「Google Form」で出席を申請。
朝礼や終礼はチャットツール「SLACK」をつかって先生の話を聞きます。
授業ももちろんネットですが、一方通行ではなく挙手して答えたり、問題に対しての四択の選択率がすぐにでたり、質問したりできます。
画面はニコニコ動画そのもので、生徒の「わかった!」や「なるほど~」が画面に流れていきます。
斬新ですが、今の子達にはとてもわかりやすい仕様になっています。
また、普通の学校では教えてくれないことがN高校ではたくさん学べます。
例えば、説明会を聞いていて驚いたのは部活動(しなくても可)の「投資部」なのですが、運用資金として生徒ひとり一人に20万円を提供するそうです。
学びながら実際に運用できるわけです。マイナスでも費用はかからず、プラスだと自分の物になるとのこと。
こんな部活ないですよね(笑)
どこの高校でも教えてくれないことを、社会に出る前に知識を得て実際に体験することができて、とてもうらやましく思いました。
プログラミングやデザインの他、ボーカロイドやライトノベルを授業に取り入れたりして、コミック・イラスト・ゲーム・アニメなどの好きな子も興味をもって取り組めると思います。
学校祭は幕張メッセで16万人規模で行われるということです。
学生のイベントとは思えない規模を運営する委員は実際に仕事をするように大変ですが、終わった後は充実感とともに大学のAO入試の選抜基準になったり、企業からお声がかかることもあるそうです。
まとめ
最初は、N高校って名称はなに?ネット遠足、ネット運動会ってなんなの?!と正直うさん臭く思っていましたが、説明会を終えた後は印象がかなり変わりました。
高校3年間を「大学に行くため」、「高校ぐらいでなくてはいけないから」という理由で行くのもいいですが、「将来の自分の仕事のために自分探しに行く高校」という印象が残りました。
楽しいと思える学校に行きたいという子供たちのニーズにも十分応えていると思います。
通信高校は友達ができないと思いがちですが、ネットを使用してコミュニケーションとれる方法がたくさん用意されていました。
また、ITは当たり前の世の中に生まれた子供たちが最新の技術を知って、それを当然のこととして仕事をしていかなくてはいけない世の中に、自分が経験した20年前の環境とは明らかに違っていることに驚きました。
SNSを使わないとコミュニケーションがとれない時代ですもんね。
現在の30代、40代では「IT系は苦手」・・・で通りますが、今の若者たちはそうはいかないのが現実です。
何のために勉強するか、その子により違うとは思いますが将来の目標を見つけるためであるならば、高校在学中のうちにたくさんのカリキュラムに触れることができ最新のIT知識を得られるチャンスがあるN高校は選択肢の一つです。
札幌キャンパスは2020年4月が1期生となり通学コースの応募はまだ多くはないようです。
北海道内でも知名度があがると考えられる来年度、再来年度では、定員200名では足りなくくらい人気がでるかもしれません。
もちろん合う合わないがあると思いますが、通信高校で96%の卒業率はかなり大きいのではないでしょうか。
今後の高校はこういった多様性を尊重してくれる高校の方が、校則云々いっている学校(ルールは必要ですが)よりも子供たちは自由にのびのびと自分の好きな分野を見つけて自分に向いている仕事をみつけていけるのではないかと思いました。
★N高等学校 札幌キャンパス
公式ページはコチラ
札幌市中央区南1条西1丁目1-9 パークタワービル2階
大通駅徒歩1分

