新型コロナウイルスの影響が観光業に打撃
新型コロナウイルスの影響で、札幌観光への影響は大きなものになりそうです。
観光バスの出入りは減り、ホテルや旅館ではキャンセルが相次いでいる模様。
観光業に力をいれている札幌にとっては、かなり痛手となります。
そんな中でも、訪日外国人を迎え入れる宿泊施設や観光施設の態勢もきちんと整っておらず、観光関係者は自らで対策をとっている状態です。
観光関係者がどのように対応をすればよいのか、観光危機管理というものを行っていくべきなのでしょうがその専門家は少ないためと思われます。
このままでは、広がっていくばかりではないでしょうか・・・
2月に入り、さっぽろ雪まつりが開催されているもののコロナウイルスに関しては札幌市のホームページも1/29の更新でとまっています。
現段階では、国内で大流行するような兆しはないですが、刻一刻と変化していくことが予想されます。
悪い方へ向かった時の対応と、回復に向かった時の対応ではちがってくると思います。
雪まつり会場の様子
札幌の冬のお祭り「さっぽろ雪まつり」が月寒会場と大通会場で開かれていますが、感染防止のため会場内には消毒液がおかれています。
注意喚起の放送も、日本語、英語、中国語の3か国語でアナウンスされています。
人出は、2019年の時と比べると明らかに少ない状況。
中国が団体旅行を停止した影響もありますが、2019年は観光客数が10%以上も増えた韓国からの観光客も、日韓関係の悪化で昨年の後半3か月から減少しています。
北海道観光で多いのはやはりダントツでアジア圏の人たちなんです。
韓国 33.4%、中国 24.5%、タイ 23.0%、台湾 8.3%、オーストラリア2.6%、アメリカ2.1%と続きます。
(札幌市 外国人観客調査2019年より)
韓国人、中国人の来日が減ると札幌観光はかなりの打撃をうけることがわかると思います。
雪が少なく、道内の遠方から集めた雪でできている2020年雪まつりの雪像。
例年は、1日最大約60台の大型トラックで雪を運んでいましたが、今年は最大で倍の約120台を投入し、輸送費は予算を約4600万円を超過する恐れがあるとのことです(@@;)
ちなみにつどーむ会場にできた滑り台は例年100mの長さがありますが、今年は雪が少ないため70mになっています。
コロナウイルスの経済的影響
コロナ、少雪、日韓関係と悪いことが重なってしまっている札幌観光。
観光客が少ないということは宿泊のみにかかわらず、デパートや観光地での販売も伸びず、レンタカーや公共交通機関も利用者が減り売り上げがあがらないという事態になります。
北海道内の観光消費額が最大426億円減るといわれています。
日本全体では40万人ちかい中国人が日本への旅行を取りやめる可能性があり、経済面への影響は免れません。
インバウンド需要の動向に左右されやすい国内の株価(オリエンタルランド、資生堂、HIS等)も下落しはじめています。
コロナウイルスの広がりももちろんそうですが、今後の国内外への影響が注目されています。
まとめ
身近なところでは、小学校の英語の授業で外国人観光客に話しかけるという課題で大通公園の雪まつりに毎年行くのですが、今年は取りやめになっている小学校が多数です。
札幌市内にも、「中国人入店禁止」の看板や張り紙があったり、いままでなかった場所に消毒液等がおかれています。
国内ではマスクが爆買いされ品薄になっていますが、そもそもコロナウイルスにマスクをすることで予防になるのかどうかも定かではありません。
病気をうつされないようにするためではなく、自分から周囲にうつさないためのエチケットと考えた方がいいです。

写真:補充されてもすぐに普通サイズは無くなってしまうマスク
今後の動向をよくみて自己管理を徹底しましょう。

