※この再開発計画は2021年1月に白紙となりました
ヒルトン札幌パークホテル開業は2023年
札幌市は、中島公園にあるパークホテルの建て替えに合わせてMICE施設を建設予定です。
パークホテルは、「ヒルトン札幌パークホテル」と改め2023年に開業予定です。
札幌市内にハイグレードなホテルが足りないということで懸念していたところ、ヒルトンとフランチャイズ契約を結んだという経緯があります。
ヒルトン側は、日本の都市公園100選にも選ばれている中島公園に隣接していることや、札幌の中心部にも近くビジネスやコンサートホールがあること、歴史的な建物や神社が周辺にあること、すすきのから徒歩圏内の便利な場所であることを加味して提携した模様です。
更にはMICE施設と一体になることで、価値ある催しが開かれ各国から様々な目的をもってやってくる人が増えるため魅力的だったのでしょうね。
札幌市としても高級ホテルが足りないと言われていたり、MICE事業にはこれから力を入れていきたいため「渡りに船」状態ではないでしょうか。
現在のパークホテルの駐車場部分にホテルを新築し、その後現ホテルを解体、跡地に会議場施設を建設するプランのようで、ホテルは休業しない模様です。
新ホテルの客室数は現在の216室から350室に増やす予定。
民間企業も投資過熱ぎみ
ヒルトン札幌パークホテル+MICE施設の決定を受けて、周辺の土地も民間企業が投資しはじめています。

ヤマハセンターがあった跡地をアクサグループが取得し、同じくハイグレードなホテルやオフィス機能を備えた複合ビルを計画しています。
また、隣のキリンビール園跡地は、積水ハウスが取得しています。
この場所に戸建ては考えにくいので、おそらくセキスイハウスの(グランドメゾン)マンションができるのではないかと予想します。
ただここ数年でハウスメーカーがホテル業に参入しているので、ホテルという可能性も否めません。
MAPには載せませんでしたが、大和ハウス工業も南9条西5丁目で土地を購入しており、新ブランドのホテルを建設する模様です。
札幌市は、かつてMICE施設の構想段階で「この施設を核にして、一帯への民間投資を呼び込みたい」と言っていたので目論見通りとなってきました。
MICE(マイス)とは
の頭文字をとったものです。
今後、施設単体で5000人規模、周辺施設と合わせると1万人規模の国際会議等ができるようになります。
北海道の自然がたくさんあり、魅力的な食もある札幌をPRしてMICE施設に来た人が次には観光客として来札してくれる様PRも欠かせません。

まとめ
中島公園は、札幌駅から直線距離にあり札幌のまちづくりの骨格である4つの軸の一つです。
札幌が他の国のたくさんの方に知っていただき、経済的に潤うのはいいことだと思います。
でも、中島公園が札幌都心の他の再開発と違う大事なところは、公園の中にたくさんの動物たちがいることです。
マガモ・ダイサギ・オシドリ等の水鳥もいますし、エゾリスもいるんです。
6、7月にはマガモやオシドリの子育ても見られますし、そういった動物の住処を奪わない様に配慮して工事をすすめてほしいです。

