札幌-再開発

北6東3カレスサッポロ医療センター 札幌駅徒歩圏内に2024年開業予定

札幌駅徒歩圏内に大型病院開業予定

社団法人カレスサッポロは、北1東1にある時計台記念病院本館と北27東8にある北光病院を統合し札幌駅徒歩圏内に医療センターを開業予定です。

場所は、東区北6東3で札幌卸センターがあった場所です。

「札幌市東区北6東2~東4」は三街区一体再開発として計画されている場所なんですよ。

3街区のうち北6東4にあるオフィスビルは、2020年4月竣工予定となっています。

 

その場所よりも札幌駅寄りに大型医療センターが建設予定です。



新医療センターの概要

仮称カレス医療センターは、2021年10月に着工する予定で2024年4月の開業を目指しています。

全室個室の約320床の入院施設。

一部の病室は末期がん患者向けのホスピスとして利用する予定。

また、病院内最上階には障害がある人や人口透析患者向けのホテルが入ります。

外来患者も受け入れ予定。

イメージ図左奥のオフィス棟1階には調剤薬局やレストランが入り、2階には保育所やペットホテルが入居予定。

入院・通院患者、また看病やお見舞いに来た方にまで痒いところに手が届く環境となります。

3階から5階は一般向けのオフィスビルとなる予定です。

病院機能の他に商業機能ももたせ、且つ札幌駅から徒歩8分となれば期待は高まると思います。

移転後の病院跡地はどうなるか

時計台記念病院別館と北光記念病院は、それぞれ2025年10月にも地域包括ケア拠点施設「カレスプレミアムガーデン」として生まれ変わる予定です。

現在の建物は、老朽化が進み、耐震性が不足していることから解体後に着工ということになりそうです。

カレスプレミアムガーデンは住まい・介護・医療の3つを柱としており、医療機関と連携して全世代の幅広い疾患に対応している施設です。

今後の高齢化社会に向けて、需要が高まってくる施設ですね。

 

更に北光病院跡地には、2026年中をメドに6階建ての高齢者向け職場付きマンションを新設する予定です。

1階にドラッグストア、2階にクリーニング工場、3~6階に居室を60室。

入居者はクリーニング工場で働くことができる、職場付きマンションです。

すでにカレスプレミアムガーデン北円山があることから同じ形の施設になるのだと思います。

カレスサッポロ(病院側)にとっては、緊急時における病床の確保・退院後の患者の生活・人材育成など病院の今後について結びつく施設とも言えます。

 

「止まるところを知らず崩壊を続けた白い巨塔はついに崩れ落ち、大学病院は本来のあるべき姿を取り戻そうと動き出した」

ドラマ「ドクターX」の文言ですが、病院経営は診療報酬抑制や人口減少などで取り巻く環境が厳しくなっているのは確かです。

病院跡地も次の病院経営や患者の意向段階を考えて、施設を建設するのはすごいなぁと思いました。



まとめ

入院や通院をしていて不便だなと感じることに、主要駅から遠いことはかなり多くを占めると思います。

札幌駅から徒歩8分であれば、公共交通機関で訪れる方もお見舞いにいらっしゃる方もかなり便利だと思います。

また、全室個室という点。

個室費用はかかってしまうかもしれませんが、大部屋だと周りに気をつかなくてはいけないというストレスが発生します。

個室に入らなくてはいけない人もいますが、入りたいのに入れない人もたくさんいらっしゃると思うので需要はあります。

子どもを預ける場所が近くにある安心、入院するときペットを預けられる場所、人工透析に時間がかかるから泊まってしまおうetc..

様々なニーズにこたえているところがこの新医療センターのすばらしいところですね。

2024年開業ということですが、高齢者が多い札幌ですし地方から来やすい、わかりやすい場所にあるので間違いなく人気の病院になるのではないかと思います。

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