札幌-その他

過去最多の観光客数を記録、観光客が求めるものとは

観光客数過去最多を記録

札幌市は、2018年度(2018年4月から2019年3月まで)の観光客数の調査結果を公表しました。

2018年度に札幌を訪れた観光客は約1584万6千人で、2017年度の1527万1千人と比べると3.8%も増加しました。

昨年は9月に胆振東部地震があったため、9月・10月は前年度より落ち込んだものの11月には北海道ふっこう割等の影響もあり前年度の同じ月よりも多く観光客が訪れました。

 

同時に公表された「外国人宿泊数」も同じく伸びており、2018年度は271万9千人で前年度より5.7%の増加。

来札観光客数、外国人宿泊数ともに過去最多となりました。

毎年、増え続けており過去最多を更新しつづけています。

外国人観光客は、新千歳空港からの国際線の新規就航や増便も追い風となって増えて行っているんですね^^

観光客は札幌の何処にいってどんな物を求めているのか

日本人観光客と外国人観光客で、違いはあると思いますが予想の中にはいくつか思い当たるものがあります。

それは北海道全体の観光に言えますが、「広大な花畑や雪景色」「新鮮な食材、美味しい食事」。

大きく分けるとこの2つになるのではないかと思います。

 

札幌観光ライブラリーというサイトを見ると写真内容で一目瞭然です。

「ビアガーデン」「雪像(雪まつり)」「雪景色」「夜景」「花畑」「ジンギスカン」「カニ」etc..

マレーシアやタイ等の熱帯地方から訪れる観光客の方は、雪へのあこがれもあり雪まつりやスキー・スケート体験等のアクティビティを求めていらっしゃる方も多いそうです。

今後の札幌観光についての取り組み

札幌市では、観光客誘致にに向けた取り組みをずっと続けています。

2019年の取り組みとしては、主に以下のようなことが行われています。

★外国人観光客向け

・先日行われた「ラグビーワールドカップ2019日本大会」に連動したイギリス・オーストラリア向けの観光プロモーション

・フィンランド・ヘルシンキ等海外直行便都市へのプロモーション

・キャッシュレス決済環境整備の支援

・自動販売機や標識の多言語化

★国内観光客向け

・「日本三大夜景都市」に認定されたプロモーション

・道産食材活用

・アート・スポーツリズムの推進

 

11月22日からはホワイトイルミネーションも始まりますし、雪を目的とした観光客がたくさん来札します。

観光用のプロモーション映像もありました。

引用:Cinematic City Sapporo

札幌の素敵なところを映像化していて、来たくなるはずです^^

まとめ

インバウンドでたくさんの外国人観光客が増える一方で、双方でコミュニケーションがとれにくいという課題があります。

札幌市交通局は、案内板は2022年度、券売機などの多言語化は2028年度の完了を目指していますが

せめて札幌中心部だけでも、早めに多言語化にならないものか・・・

また、「無料WiFi環境が整っていない」、「キャッシュレス決済店舗が少ない」等々、外国人観光客のアンケートから何が急務なのかを見極めてできることから整えていかなくてはいけないと思います。

2020年の東京オリンピックのマラソン競技が急きょ札幌でということで確定しましたが、観光の繁忙期である8月で且つオリンピック競技があると宿泊金額も値上がりし、来たくても来れない人がでてくるのではないだろうか・・・と懸念しています。

でも、来年度も観光客数は右肩上がり間違いなしですね。

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