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札幌地下鉄に到着メロディ、26駅で2019年2月4日から開始

札幌地下鉄に到着メロディ

札幌地下鉄は、一部の駅で2019年2月4日から到着メロディを流すことが決まっています。

1972年の冬季オリンピック開催時のテーマ曲だった「虹と雪のバラード」をアレンジしたもの。

2030年の冬季オリンピックの招致を高める狙いと、1972年のオリンピック開催を機に札幌地下鉄の開業にもつながったということを札幌市民に知ってもらうという狙いがあるようです。

1972年のオリンピックの開催にあわせて札幌の街が整備され、地下鉄も開業したんですね。

この音楽を駅で流して、招致機運を高めようというのが目的です。

一部の駅での放送としたのは、対面式の駅で安全性や技術面で確定した駅のみに音楽を流すためです。

※真駒内駅は対面式ではないですが、改装工事中のためか放送決定駅の一つです

対面式ホームとは、ホームとホームの間に上下線の車両が走っている駅のことです。

対面式ではないホームを島式というそうです。

 

メロディを流すのは全46駅のうち26駅。

南北線-11駅-2月4日開始

東西線-11駅-2月4日開始

東豊線-4駅-2月6日開始

合計26駅となっています。



発車メロディではなく到着メロディ

首都圏では、「発車メロディ」が私鉄などのあちらこちらで流れており、その場所によって趣向をこらしてあり少し楽しめますよね。

札幌地下鉄は「到着メロディ」ということです。

私は「到着メロディ」という言葉を初めて聞いたのですが、JR東日本圏内や京王電鉄でも「到着メロディ」「接近メロディ」等がある様です。

確かに「〇〇方面、何番ホームに到着します」と流れても声がかき消されることが多いです。

音楽の方がわかりやすいかもしれないですね。

また「発車メロディ」は駆け込み乗車を増やすというデメリットがあるそうなので、到着メロディにしたと思われます。

雪の季節が長い札幌は、ホームや階段も濡れていることが多くとても危険です。

自己責任とはいえ、駆け込み乗車を助長しないような配慮ではないかと思います。

札幌地下鉄では、地下鉄の接近を伝え、注意を促すアナウンスの後に10秒間ほど流す予定です。

「虹と雪のバラード」

「虹と雪のバラード」という曲は、オリンピックを待ち焦がれる札幌市民の心情を歌った曲で、1972年当時は大ヒットしたそうです。

札幌市は、この曲を若い世代にも知ってもらおうとアレンジコンテストも開催しています。

最優秀作品はクオカード10万円分!

すでに募集を締め切って、近々グランプリ作品を発表するそうです。

10代、20代のみならず、40代の私も生まれた年令の頃の歌なんて知りませんよー



音楽が流れるのは対象の26駅のみ

今回、おもしろいのは全駅が対象ではないことです。

46駅のうち26駅です。

乗客が、どうして音楽が流れる駅と流れない駅があるのか不思議に思う方が多くなりそう(笑)

予算の関係もあるようで、到着メロディの2018年度事業費予算は一千万円とのこと。

一部の駅で流してみてメリットがあれば継続ということでしょうか。

まずは到着する10秒前に、地下鉄職員の人がタイミングよくアナウンスできるのか、到着音楽を聞いておっ?!という顔の人がどれくらいいるのか観察してみようと思います(笑)

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